最初の「目的」と「仕様」を正確に定める初期検討フェーズが、LEDディスプレイ導入後の成功に大きく影響します。この段階で検討する内容が、LEDディスプレイの仕様とコストを決めることになります。
1-1 お問い合わせ・導入目的の明確化
お客様からお問い合わせをいただいたら、我々はまずプロジェクトの基本的な要件を丁寧にヒアリングします。
最も重要なのは、目的(用途)を明確にすることです。広告なのか、情報伝達なのか、空間演出なのか。何のために導入するのかによって、最適な仕様は大きく変わってきます。
また、「人通りの多いところで目立たせたい」「高精細な映像で没入感を演出したい」といった、お客様のこだわりを明確にすることも大切です。そのほか、予算感や運用開始時期、運用期間などについてもヒアリングを行います。
また、運用開始後に表示するコンテンツについても、この段階でコンセプトを練り始めることをおすすめします。具体的な映像制作は仕様が確定してからになりますが、「どんな雰囲気の映像にしたいか」「何を伝えたいか」といった方向性を早めに固めておくことで、スムーズに制作へ移行できます。
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1-2 設置環境・現地調査
設置環境によっても、必要な仕様は変わります。そのため、実際に現地へ伺い、環境やLEDビジョンと視聴者の距離などを調査します。
現地調査を行う理由は主に2つあります。
1つ目は、
商談やチェックリストでは見えない想定外の設置条件を見つけるためです。
図面や資料だけでは把握しきれない、現場ならではの制約や条件を発見することができます。
2つ目は、
LEDディスプレイのプロが実際に現地を見て説明することで認識の違いを防ぐためです。
専門スタッフが現場を見てご説明することで、お客様との認識のズレを未然に防ぎ、最適な提案につなげます。
<確認する主な項目>
・屋内・屋外の区分、防水・防塵の必要性、輝度(外光の影響)
・設置場所の大きさ・高さ・構造条件(高所・ガラス面など)
・設置工事の難易度(高所など難易度が高い場所は費用が増加する傾向)
LEDディスプレイを選ぶ上で重要な「ピッチ」(LEDの間隔)は、「視認距離」と「コスト・消費電力」のバランスを考慮して決定します。
ピッチが細かくなるほど、使用するLEDの数は多くなり高精細になりますが、導入コストや消費電力も高くなります。長期的に運用していくには、消費電力などのランニングコストも考慮することが大切です。
ヒビノではピッチ選択のポイントを考慮し、お客様の導入目的に合ったピッチをご提案いたします。
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1-3 詳細仕様の決定、ご発注
ヒアリングと現地調査の結果をもとに、LEDディスプレイ(画面サイズ・ピクセルピッチ・輝度)、音響機器、その他の周辺機器等を含め詳細仕様を決定し、お見積もりを作成します。
LEDディスプレイのシステム構成は、大きく分けて「ネットワーク型」と「スタンドアローン型」があります。
・ネットワーク型:複数拠点からの制御が可能で、柔軟な運用ができますが、セキュリティ対策が必要です。
・スタンドアローン型:単独での運用に適しており、常に人が常駐する店舗や公共施設などでよく使用されます。
どちらのシステムが最適かは、運用体制や予算によって異なります。
ヒビノでは、お客様の目的や予算に基づき、オーバースペックにならない最適な提案をしています。高精細が必ずしも正解ではありません。予算が心配な方も、ぜひ
お気軽にご相談ください。
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