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LEDディスプレイを最大限活用する映像コンテンツの作り方

LEDディスプレイを導入した際、必ず必要になるのが「映像コンテンツ」です。

近年、高性能な機材が比較的安価に手に入るようになってきたため、実写の映像コンテンツは以前より費用を抑えて作成できるようになりました。

この記事では、LEDディスプレイ用の映像コンテンツを制作する際のポイントや流れを解説します。

HIBINOでは、LEDディスプレイやシステムだけでなく、映像コンテンツも企画提案から制作までワンストップで対応可能です。LEDディスプレイの導入に関わることを一貫して対応できるため、検討中の方はお気軽にご相談ください。

また、HIBINOでは、LEDディスプレイの最適な活用・選定方法をまとめた資料も配布しております。ディスプレイの選定にお悩みの方は、ぜひお気軽にダウンロードください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

映像コンテンツ制作の前に準備すべき3つのこと

はじめに、映像コンテンツを制作する前に気をつけることを紹介します。映像コンテンツを制作する際は、撮影前に下記3つのポイントを押さえておくことで、成果につながりやすくなります。

目的・ターゲットを明確にする、コンセプトを設定する、予算を明確にする

目的・ターゲットを明確にする


映像コンテンツを作る前に、まず目的を明確にすることが重要です。

企業ブランディング、情報伝達、エンターテインメント、商品やサービスのプロモーションなど、さまざまな目的が考えられます。目的やLEDディスプレイの設置場所に応じて、メインターゲットを設定し、そのターゲットに合わせたコンテンツを制作すると効果的です。

例えば、目的が曖昧なまま「いま話題の3D(CG)コンテンツを作りたい」と予算をかけてコンテンツを制作しても、費用回収までに時間がかかり成果にはつながりにくい場合もあります。

思ったような効果が得られないという事態にならないためには、目的と手段がひっくり返らないようにすることが大切です。HIBINOでは、成果を上げるための方法を一緒に考えます。ぜひお気軽にご相談ください。

コンセプトを設定する


明確な目的とターゲットを設定したら、次はコンセプトを決めます。

コンセプトとは、映像コンテンツの核となるアイデアや方向性のことです。コンセプト設定のプロセスでは、様々なアイデアを出し合い、議論を重ねることが重要です。ブレインストーミングを行い、独自性があり、ターゲットに対して訴求力のあるコンセプトを立てましょう。

予算を明確にする


映像コンテンツの制作には、一定の予算が必要になります。予算に応じて、制作範囲を明確にすることが重要です。

内製化、外注、協力会社の選定など、最適な制作体制を構築します。予算と制作範囲のバランスを取ることで、効率的かつ効果的な映像コンテンツ制作が可能になります。

最近では、高性能な機材が比較的安価に手に入るようになってきたため、実写の映像コンテンツ制作はお手頃な費用感でできるようになってきました。予算に応じて、3D(CG)にするのか、実写にするのかなどの判断が必要です。

CGは実写に比べて高額になる傾向がありますが、最近では実写とCGを組み合わせてコンテンツを作る事例も増えています。

映像コンテンツ制作の流れ

映像コンテンツの制作は、基本的には以下の流れで行われます。

企画、シナリオ・コンテ作成、撮影準備、撮影・素材制作、編集、収録、試写、納品

1. 企画


明確な目的、ターゲット、コンセプトが決まったら、企画書を作成します。

企画書には、映像コンテンツのストーリー、構成、演出方法などを記載します。関係者とアイデアを共有し、ブラッシュアップしていきましょう。この段階で十分に練っておかないと、以降のステップで再検討が発生することもあるので注意が必要です。

前例などを参考に、関係者の間でやりたい映像表現やストーリー、演出などを具体的に共有し、良いと思っている部分を言語化しておくことが大切です。過去の事例などの経験値も必要とされますが、HIBINOではこれまでの豊富な実績から、言語化のお手伝いをいたします。

2. シナリオ・コンテ作成


企画書をもとに、シナリオ・コンテを作成します。

この工程にかかる時間を短縮するためには、企画をしっかり練ることが大切です。シナリオやコンテは、映像コンテンツの具体的な内容を決定づける重要な要素であり、登場人物の設定、セリフ、場面の展開など、詳細に記述します。

3. 撮影準備


シナリオが完成したら、撮影に必要な機材を準備します。

カメラ、照明、音響機器など、目的に合わせて適切な機材を選定します。出演者やスタッフの手配も重要であり、キャスティングや撮影スケジュールの調整など、円滑に進めるための準備が必要です。屋外の撮影の場合は天気にも左右されるため、できるだけ天気に左右されない企画にするのが望ましいでしょう。

4. 撮影・素材制作


シナリオに沿って撮影を行います。必要に応じて、CGやアニメーションなどの素材を制作することもあります。

撮影の時にも重要となるのが、「1.企画」の部分です。例えば、夜景を撮影する場合、風景をしっかり写すのか、玉ボケなど背景をぼかすのかでイメージは大きく変わります。そのため、企画の時点でどのような映像がいいのかイメージをはっきりさせておくことが大切です。

5. 編集


編集ソフトを使って、撮影した素材を組み合わせ、ストーリーを構成します。カット割り、トランジション、エフェクト、テロップなどを駆使し、印象的な映像に仕上げます。

ここでも、「1.企画」の時点でどのようなエフェクトを入れたいのかを明確にしておくことで、作業をスムーズに進めることができます。

6. 収録


編集した映像に合わせて、音声を録音します。ナレーション、効果音、BGMなど、映像の雰囲気を引き立てる音声を制作します。

音声は、映像の印象を大きく左右する重要な要素です。HIBINOは社内に収録スタジオもあるので、ナレーション撮りもスムーズに対応できます。

ヒビノの収録スタジオ
HIBINOでは社内に収録スタジオも完備

7. 試写


編集や音声の収録が終了したら、試写を行います。関係者を集めて、完成した映像を視聴し、フィードバックをもらい、改善点があれば修正を加えます。

HIBINOでは、社内にある大型ディスプレイで試写を実施しています。

試写に使われるヒビノの大型LEDディスプレイ
試写に使用するHIBINOの大型LEDディスプレイ

8. 納品


試写を経て、最終的な映像が完成したら、納品となります。納品フォーマットを選定し、完全パッケージで引き渡します。

映像コンテンツを作る際に最も大切なこと

LEDディスプレイの映像コンテンツを作る際に押さえておくべき最も大切なポイントは、「目的を見失わない」ことです。手段が目的化してしまうと、成果につながりにくくなってしまいます。

例えば、「かっこいいコンテンツを作りたい」という発想は、手段と目的が逆転してしまった例と言えます。この場合は「かっこいい企業ということをアピールしたい」という目的を達成するための手段として、映像コンテンツを位置づけることが重要です。このように、目的を軸に手段を考えると成果につながるでしょう。

具体的には、以下のような事例が挙げられます。

事例1:商品のプロモーション
目的:新商品の魅力を伝え、売上を向上させる、手段:商品の特徴や利点を分かりやすく伝える映像コンテンツを制作する

この場合、商品の魅力を最大限に引き出す映像表現を考えることが大切です。商品の使用シーンや、顧客の課題を解決するメリットを織り交ぜながら、ストーリー性のある構成を考えます。

ただ単に商品の機能を羅列するのではなく、顧客の感情に訴えかける演出が効果的でしょう。

▼参考:店舗でのLEDディスプレイ活用術を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
集客・売上アップに貢献!店舗の魅力を引き出す「売り場別LEDディスプレイ活用アイデア」

事例2:企業ブランディング
目的:企業イメージを向上させ、認知度を高める、手段:企業の理念や価値観を表現する映像コンテンツを制作する

企業ブランディングを目的とした映像コンテンツでは、企業の個性や強みを印象付けることが重要です。単なる会社紹介ではなく、企業の想いや価値観を伝えることで、ブランドイメージの向上につなげることができます。

HIBINOでは、ブランディング効果を高める映像コンテンツも制作可能です。HIBINOでは、さまざまなブランディング動画を制作した豊富な経験がありますので、安心してご相談ください。

▼参考:ブランディングでのLEDディスプレイ活用術を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
ブランドイメージを強化するLEDディスプレイ活用方法とは

事例3:イベント会場での情報発信
目的:イベント来場者に必要な情報を伝え、満足度を高める、手段:会場案内や、イベントスケジュール、注意事項などを分かりやすく伝える映像コンテンツを制作する

イベント会場でのLEDディスプレイは、来場者に必要な情報を適切なタイミングで伝える役割を担います。単に情報を羅列するのではなく、視認性の高いレイアウトやデザインを工夫し、来場者が必要な情報にスムーズにたどり着けるような構成を考えましょう。

また、会場の雰囲気を盛り上げる演出や、来場者参加型のインタラクティブな仕掛けを取り入れることで、満足度の高いイベント体験を提供できます。

▼参考:来場者の興味をひく五感に訴えるLEDディスプレイについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
【香り×非接触で新体験】最高の没入感!開発者が語る次世代LEDディスプレイの可能性


いずれの事例においても、目的を達成するための最適な手段として映像コンテンツを位置づけ、ターゲットに応じた表現方法を選択することが大切です。「伝えたいメッセージ」を明確にし、その目的に沿った映像表現を追求することが、効果的な映像コンテンツ制作のポイントといえるでしょう。

まとめ

本記事では、LEDディスプレイを最大限活用する映像コンテンツの作り方について解説しました。明確な目的とコンセプトを設定し、制作フローに沿って進めていきます。また、目的や予算、設置環境にあった映像コンテンツ作りが大切です。

HIBINOでは、LEDディスプレイの本体はもちろん、今回紹介した映像コンテンツの企画〜納品までワンストップで対応可能です。収録スタジオや試写ができる大型ディスプレイも完備しています。LEDディスプレイの導入を検討中の方はぜひご相談ください。

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