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LEDディスプレイの消費電力はどのくらい?ランニングコストへの影響を解説

「LEDディスプレイの導入を検討しているので消費電力を知りたい」
「LEDディスプレイの消費電力は、画面の大きさでどのくらい違うのだろう」

LEDディスプレイの導入を検討されている方のなかには、消費電力がどのくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか?

本記事では、消費電力に関する疑問を解消するために下記の内容をお伝えします。


・LEDディスプレイの消費電力に影響する要素
・LEDディスプレイの消費電力を含めたランニングコストの計算方法
・LEDディスプレイ設置の流れと消費電力がわかるタイミング


LEDディスプレイの導入に向けて、どのタイミングで消費電力がわかるか知っておくと長期的な運用方法まで考えられます。

また、HIBINOでは消費電力も考慮した最適なLEDディスプレイの提案ができます。導入を検討中の方は、下記よりお気軽にダウンロードしてください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

LEDディスプレイの消費電力は仕様で決まる

お客様がLEDディスプレイを選定している段階でよく質問されるのが「消費電力」についてです。

しかし、LEDディスプレイの場合は、テレビのようにあらかじめ仕様が決まっているものではありません。設置する際には、まず場所に合わせて最適な大きさをはじめとした仕様の検討が必要です。そのため、LEDディスプレイの消費電力は、ある程度仕様が固まってからでないと算出することができません。

また、LEDディスプレイを設置するときには、電力が必要なため分電盤を設けるケースがあります。消費電力がどのくらい必要かを考え、基本的には新たにLED用として分電盤を設けます。

したがって、分電盤を設ける際には消費電力の算出が必要になります。

LEDディスプレイの消費電力に影響する要素

LEDディスプレイの消費電力に影響する主な要素は、下記の3つです。

LEDディスプレイの消費電力に影響する要素

それぞれ、どのように消費電力に影響するのか詳しく解説します。

1.画面の大きさ


画面が大きくなるほど、消費電力は大きくなります。これは、画面の大きさに比例してピクセルの数が増えると消費電力も変わるためです。

テレビなど既成のサイズがあるものと異なり、LEDディスプレイは設置する場所によって大きさを変えられることが大きな特徴です。設置したい壁面や柱に合わせ、自由度高く大きさを調整できるのはLEDディスプレイのメリットといえます。

一方で、ある程度仕様が固まらないと画面の大きさを考慮した消費電力が算出できません。画面の大きさを決めることは、消費電力の算出に必要なステップです。

▼参考:大型LEDディスプレイを導入する場合の上手な活用法や注意点については、下記の記事でも詳しく解説しています。
大型LEDディスプレイの特徴と注意点|ワンストップサービスのHIBINOが解説

2.解像度


解像度も消費電力に影響する要素のひとつです。

LEDディスプレイの解像度は、ピクセルピッチによって決まります。ピクセルとは画像などを構成する最小単位のことで、ピクセルピッチはLED素子間の間隔です。ピクセルピッチが狭くなるほど解像度も上がり高精細です。

ピクセルピッチのイメージ図

解像度が上がるほど、使用するピクセルが多いので使用する消費電力も高くなっていきます。そのため、解像度が決まらないと消費電力の算出ができません。設置場所や設置目的によって最適な解像度は異なります。

HIBINOでは、お客様のご要望をお伺いしてオーバースペックにならないような解像度のプランを提供します。画面の大きさや解像度について迷った場合には、超大型ディスプレイから高精細ディスプレイまでニーズにあったディスプレイを提案するHIBINOにお任せください。

LEDディスプレイの選定について相談してみる

ピクセルピッチと面積、解像度の関係については、下記の動画でわかりやすく解説しています。

【簡単説明】ピッチ、解像度、ディスプレイの関係


3.輝度


輝度とは、光の強さの度合いのことで、輝度が高いほど明るいことを意味します。LEDディスプレイは、設置場所ごとに適した輝度を選択する必要があります。

たとえば、外光の影響を受ける明るい場所では、その光に負けない明るさが必要です。一方で外光の影響が少ない屋内では、そこまでの輝度は必要とせずオーバースペックとなります。

高輝度がLEDディスプレイの魅力ではありますが、高輝度になるほど比例して消費電力も多くなってしまいます。

LEDディスプレイの必要輝度

そのため、設置場所を考慮した輝度の決定がないと、消費電力は算出できません。輝度が決まると、消費電力算出の要素として組み込まれます。

LEDディスプレイの消費電力を含めたランニングコストの考え方

LEDディスプレイの導入を検討していると気になるのが、ランニングコストではないでしょうか。

消費電力を含めたランニングコストの考え方について、下記の3つに分けて考えてみましょう。

LEDディスプレイのランニングコストを考えるときに知っておきたいポイント3つ

それぞれ詳しく解説します。

消費電力から電気代を算出する


大きさ、解像度、輝度といった仕様がある程度固まってくると、消費電力がどのくらいかわかります。

消費電力がどのくらいかわかったら、電気代を計算しましょう。

1日に使用する時間と消費電力から、ひと月あたりどのくらいの電気代がかかるか計算できます。

メンテナンスにかかる費用を考える


LEDディスプレイは、定期的なメンテナンスが必要です。

もちろん屋内用でもメンテナンスは必要ですが、とくに屋外用では飛来物などにより部分的に破損する可能性もあります。

定期的にメンテナンスする費用がどのくらいか考えておく必要があるでしょう。

HIBINOでは、1年間が保証期間となります。保証期間中の修理回数などを考慮して、定期保守メニューに加入するか、都度修理ごとに修理費用を払うか決めるのも一つの方法です。

HIBINOではお得な定期保守メニューもご用意しています。企業の場合、定額制の定期保守メニューであれば都度修理費の稟議を起こす手間もなく、年度予算にも計上しやすいのでおすすめです。

HIBINOでは、定期保守メニューについての相談も受け付けています。定期保守メニューが気になる方は、ぜひご相談ください。

LEDディスプレイの定期保守メニューについて相談してみる

待機電力を考慮する


毎日のLEDディスプレイの稼働時間が決まっている場合、スイッチのオンオフをする必要があります。

しかし、LEDディスプレイの場合には映像信号にスケジューリングが可能です。

たとえば、「8:00~17:00の間に映像を流したい」など決まっている場合には、映像の流す時間をあらかじめ設定しておくことができます。

LEDディスプレイ自体のスイッチのオンオフをしなくても、映像信号を切れば完全に黒になるLEDディスプレイは最小限の待機電力にできます。

液晶ディスプレイの場合は、映像信号を切ってもディスプレイ自体のスイッチをオフにしないとバックライトが光っている状態になります。そのためスイッチを切り忘れてしまうと、余計な待機電力がかかってしまうのです。

LEDディスプレイであれば毎日のスイッチのオンオフが必要ないので、万一の点灯・消灯忘れの防止にもつながります。

LEDディスプレイ設置までの流れ|消費電力がわかるタイミングは?

LEDディスプレイの設置は、発注から通常約3〜4ヵ月程度の日程が必要になります。

設置の計画が決まっている場合には、予定に合わせてなるべく早めに検討するのがおすすめです。

設置までの流れは下記の図のようになります。

LEDディスプレイ導入までの流れ

それぞれのタイミングで、行う内容について解説します。

お問合せ~1ヵ月


まずはLEDディスプレイ導入の目的を明確化していきます。

設置する場所を検討し、場合によっては現地調査も行います。

その次は、目的や環境に合わせた仕様の決定です。
たとえば、屋外で信号待ちをしている人に見てもらう目的であれば、屋外に合わせた輝度、信号待ちの人が視認できるディスプレイの大きさ、設置場所に問題なく設置できる大きさなどいろいろな要素を考えて仕様を決めていきます。

仕様が決まれば、このタイミングで消費電力が決まります。

消費電力を変更したい場合には、再度仕様の検討を行い、最終的な仕様を決定しなければいけません。

仕様が決定すれば、LEDディスプレイの発注という流れになります。

2~4ヵ月


LEDディスプレイの発注をすると、設計を行い、部品の手配を行います。

専用部品などを製造して、組み立てができるように準備を進めていきます。

LEDディスプレイの内容にもよって違いはありますが、約2ヵ月程度の時間が必要です。

5~6ヵ月


部品の手配ができたら、組み立てを行い、調整してLEDディスプレイを設置をしていきます。

視認性などの確認も行ったうえで、運用できるようにしていきます。

最短5ヵ月~


LEDディスプレイ設置の最終調整が終わったら、運用を開始します。

LEDディスプレイは、運用開始したあとも保守やメンテナンスが必要です。

必要に応じて、都度修理やメンテナンスを行います。

消費電力を考慮したLEDディスプレイの選び方

消費電力を考慮してLEDディスプレイを選ぶときには、まず仕様を固めることが大切です。

どのような目的で、どのような場所でLEDディスプレイを使いたいのか目的をはっきりさせることで仕様が決定します。

仕様がある程度決まったところで、消費電力を算出する流れです。

たとえば、LEDディスプレイを設置する場合には視認性を確保できる画面の大きさやピクセルピッチを考慮する必要があります。

視認距離

画面の大きさやピクセルピッチは、消費電力に影響する要素です。

消費電力が思っていたよりかかる場合には、どの機能を優先させたいのか、どこなら変更しても大丈夫なのかなど考えなくてはいけません。全体のバランスを見ながら、希望にあった消費電力の仕様にしていく必要があります。

商談が始まる最初の時点では、消費電力は提示できないため、選びながら、条件との兼ね合いで決めていく形となります。

HIBINOでは、LEDディスプレイの導入からメンテナンスまでサポート可能です。消費電力について考慮した導入をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

LEDディスプレイの導入について相談してみる

▼参考:省エネルギーと長寿命を実現するための運用方法については、下記の記事でも解説しています。
大型LEDディスプレイの特徴と注意点|ワンストップサービスのHIBINOが解説

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

記事のまとめ

LEDディスプレイの消費電力は、テレビのように仕様が決まっていないためお問い合せの段階では明確に提示できません。

仕様がある程度固まってから消費電力を算出するため、全体のバランスを考慮しながら調整が必要です。また、ランニングコストには消費電力だけでなくメンテナンスなども考慮する必要があることを覚えておきましょう。

HIBINOでは、導入からメンテナンスまでLEDディスプレイを長く使っていただくためのご提案をいたします。LEDディスプレイ導入を検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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