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LEDディスプレイの映像送出機器の選び方|ネットワーク型とスタンドアローン型の違い

LEDディスプレイの導入を検討される際、多くの企業が見落としがちなのが「映像送出機器」の選定です。

本記事では、効果的なLEDディスプレイ運用のために必要不可欠な映像送出機器について、選定のポイントから運用上の注意点まで詳しく解説します。

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LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

LEDディスプレイに不可欠な「映像送出機器」とは何か?その役割を解説

映像送出機器は、LEDディスプレイに映像コンテンツを表示するための核となる機器です。どのようなLEDディスプレイでも、必ずなんらかの送出機器が必要となります。

「送出機器不要」と謳われている製品であっても、実際には内蔵型の送出機器が組み込まれているだけであり、その存在は不可欠です。

ヒビノの映像送出機器の写真
▲HIBINOが開発したハイエンドモデル HLC-2020

映像送出システムの「ネットワーク型」と「スタンドアローン型」はどう違うのか?

映像送出機器には、ネットワーク型とスタンドアローン型があります。システム構成を検討する際には、ネットワーク型とスタンドアローン型の特性を十分に理解し、用途に応じた適切な選択が重要です。

ここでは、各システムの特徴について解説します。

ネットワーク型とスタンドアローン型のイメージ図


ネットワーク型システムの特徴


ネットワーク型とは、インターネットや専用回線を通じて映像送出機器を遠隔で制御できるシステムのことです。

本社から複数拠点のディスプレイを一括管理したり、リアルタイムでコンテンツを更新したりすることが可能です。一般的に、コンテンツを比較的頻繁に切り替える必要がある場所や、人が常駐していない場所での使用に適しています。

しかし、ネットワーク型はデータのやり取りがある分、セキュリティリスクは高まります。近年、悪意ある第三者がネットワークに侵入し、公共の場で不適切な映像を表示させるなどの犯罪行為が報告されています。そのため、採用には慎重な検討が必要です。

また、通信回線の開通手続きや月々の通信料などのランニングコストも考慮する必要があり、漠然とした理由でネットワーク型を選択することは避けるべきだといえます。

スタンドアローン型の特徴


スタンドアローン型とは、ネットワークに接続せず、独立して動作するシステムのことです。映像コンテンツを直接送出機器に保存し、あらかじめ設定したスケジュールに従って再生をおこないます。

コンテンツの更新時に担当者が送出機器の設置場所まで赴く必要があるため、LEDディスプレイの近くに、担当者がいない場合は現実的な選択肢ではありません。公共施設や店舗など、基本的にその場で勤務している人がいる場所では、シンプルで運用コストを抑えられるスタンドアローン型が適している場合が多くあります。

ネットワーク型のような外部からの不正アクセスのリスクも低減できるのがスタンドアローン型の大きなメリットだといえるでしょう。

通信料などの継続的な費用が不要で、事前にコンテンツの配信スケジュールを設定できる機能も備えているため、即時の映像切り替えが必要ない用途であれば、十分な選択肢となり得ます。

ネットワーク型とスタンドアローン型のメリット・デメリットまとめ


各システム構成のメリット・デメリットを表にまとめました。




















































項目 ネットワーク型 スタンドアローン型
初期費用 通信機器やシステム構築費用が必要 比較的低コスト
運用コスト 通信料等のランニングコストが発生 通信費用不要
セキュリティ 不正アクセスのリスクあり 外部からの侵入リスクが低い
コンテンツ更新 遠隔で即時更新可能 現地での作業が必要
運用管理 複数画面への一斉配信など一元管理が可能 各拠点での個別管理が必要
スケジュール管理 リアルタイムでの変更が可能 事前設定による自動再生
システム構成 比較的複雑 シンプル
保守・メンテナンス おおまかな内容はリモートで状態で監視可能 現地での確認が必要



システム選択は、用途や運用方針に応じて適切な判断が必要です。

即時性の高い情報発信や複数拠点の一元管理が必要な場合は、セキュリティ対策をしっかりとおこなった上でネットワーク型を選択するのが良いでしょう。

一方、定期的なコンテンツ更新で十分な場合や、セキュリティを重視する場合は、運用コストを抑えられるスタンドアローン型が適しています。

特に、ネットワーク型の選択は、運用体制やセキュリティ管理、コスト面を十分に検討した上で判断することが重要です。

PCや安価なプレーヤーを映像送出機器として代用する際に潜むリスクとは?

小規模な画面であれば、比較的安価なプレーヤーでの代用も技術的には可能ですが、24時間連続稼働が前提となる業務用途では推奨されません。

PCによる代用も考えられるが、この場合は以下の点に注意が必要です。

・性能の低いPCでは安定した稼働は期待できないため、高性能なPCが必要
・OSのアップデート管理が重要な課題となる
・意図しないタイミングでアップデートや再起動のリスク
・アップデート後のアプリケーション互換性の問題

これらの理由から、映像送出機器は業務用のものを使用することを推奨しています。

LEDディスプレイの性能を活かす映像送出機器選定のポイントとは?

業務用機器を選定する際は、必要以上の性能を持つ機器を選ぶことが重要です。

LEDディスプレイの性能を最大限に引き出すためには、ディスプレイの性能に適合した送出機器の選定が不可欠だといえます。LEDディスプレイの性能をやや上回るスペックを持つ機器を選定することで、運用時の余裕が生まれ、安定した運用が可能となります。

仕様を確認する


単純に解像度だけで機器を選定することは適切ではありません。映像コンテンツには、解像度以外にも、フレームレート、ビット深度、ビットレート、コーデック方式など、多岐にわたる仕様が存在します。

フレームレート:1秒間に表示する画像の枚数を表す数値。例えば30fpsは1秒間に30枚の画像を表示する。数値が大きいほど動きの滑らかな映像を実現できるが、それだけ処理するデータ量も増加する。映画調(シネライク)な表現の場合には、24fps。素早い動きのある映像の場合には60fpsなど求める映像表現により決定する。ただし、混在すると、機器側の対応が難しくなる為、異なるフレームレートが混在しない事ように心がけたい。

ビット深度:1ピクセルあたりの色情報量を示す数値。値が大きいほど表現できる色の数が増え、より豊かな階調表現が可能。

ビットレート:1秒間に処理する情報量を示す数値。高いビットレートほど高品質な映像を実現できるが、送出機器により多くの処理能力が要求される。

コーデック方式:映像データの圧縮方式のこと。様々な方式があり、それぞれ圧縮率や必要な処理能力が異なる。

これらの仕様によってデータ量が変動するため、送出機器の再生能力が不足すると、予期せぬ不具合が発生する可能性があります。
仕様を確認し、自社に合った性能のものを選定しましょう。

コンテンツ制作者と連携する


映像送出機器の選定にあたっては、コンテンツ制作者の意図を事前にヒアリングするか、あるいは送出機器の性能仕様をコンテンツ制作者に明確に伝え、機器の能力を最大限に活用できるコンテンツ制作を依頼することが、より良い運用につながります。

一部の企業では、解像度とコーデック方式のみしか情報を共有しないケースもあると聞きます。しかし、より質の高い映像送出を実現するためには、コンテンツ制作者にハードウェアの性能を考慮したコンテンツ制作を依頼できる企業を選定することが重要です。

まとめ

LEDディスプレイの性能を最大限に引き出すためには、適切な映像送出機器の選定が不可欠です。初期費用だけでなく、運用コストや保守管理の容易さ、セキュリティ面など、総合的な観点から最適な機器を選定することが、長期的な運用成功のカギとなります。

HIBINOでは、お客様のご要望に合わせたLEDディスプレイのご提案から納品まで、ワンストップで対応しております。ハードウェアの性能を考慮したコンテンツ制作まで一貫してお任せいただけるので、お客様の目的に合った最適な映像体験の実現をサポートいたします。LEDディスプレイの導入をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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