LEDディスプレイは、液晶ディスプレイに比べて圧倒的に明るく、画面のサイズや利用場所の柔軟性が高いことなどが魅力です。
ここからは、LEDディスプレイの5つの特徴を紹介します。
とくにこれから、LEDディスプレイの導入をお考えの方は5つめのコストパフォーマンスが気になるところではないでしょうか。
それぞれ、詳しく解説します。
1.外光に負けない(明るい場所でも使える)
LEDディスプレイの特徴1つめは、「外光に負けず、明るい場所でも使える」点です。
LEDディスプレイは、素子一つひとつが自発光するため、液晶ディスプレイやプロジェクターといったほかの映像装置よりも画面を明るくできます。
そのため、屋外やガラス張りの室内などの明るい場所でも、外光に負けない視認性の高い映像表示が実現可能です。
たとえば、外光の影響を受けやすい街頭ビジョンやスタジアムでもLEDディスプレイは使用されています。
お客様に強いインパクトを与え、まるでその世界に入ったような没入感を得ることができます。
2.レイアウトやサイズが自由
「レイアウトやサイズの自由度が高い」こともLEDディスプレイの特徴のひとつです。
液晶ディスプレイは基本的に定型サイズで作られているため、大型ディスプレイを設置する場合は複数のディスプレイを縦横に並べて組み合わせる必要があります。
そのため、組み合わせたそれぞれのディスプレイの間に縁(ベゼル)によるつなぎ目が見えて縁が非表示領域になってしまうのはデメリットです。
一方で、LEDディスプレイは複数モジュールの組み合わせで構成されるため、大きさの制限がなく設置場所に合わせて自由にサイズを構築することが可能です。
また、縁(ベゼル)がないため1つの大きな画面として構成することにより、シームレスな大型ディスプレイを構成することができます。
つなぎ目を気にしないで自由なレイアウトやサイズにできることは、LEDディスプレイの大きな魅力と言えるでしょう。
▼参考:大型LEDディスプレイを導入する場合の上手な活用法や注意点については、下記の記事でも詳しく解説しています。
大型LEDディスプレイの特徴と注意点|ワンストップサービスのHIBINOが解説
3.設置環境を選ばず、長く使える
3つめの特徴は、「設置環境を選ばず、長く使える」ことです。
LEDディスプレイは、液晶よりも耐光性が強く、紫外線を浴びても劣化しにくい特性があります。そのため、屋内だけでなく屋外でも長く使うことができます。
また、防水・防塵加工を施すこともできますので、屋外や水を使用する場所での使用も可能です。
4.さまざまな形状が作りやすい
「さまざまな形状が作りやすい」ことも、LEDディスプレイの特徴のひとつです。
横長や縦長、変則的な大きさなど設置場所にあわせたレイアウトはもちろん、曲面にも設置できることが大きな特徴です。
円柱やウェーブ型などでも作ることができるので、存在感のある空間演出が実現できます。
また、近年ではキューブ型のLEDディスプレイや、コーナー用のLEDディスプレイも注目を集めています。
キューブ型は、名前の通り立方体のLEDディスプレイです。さまざまな角度から見ることができ、立体的に動いた演出を行えます。
キューブ型LEDディスプレイ
また、コーナー用のLEDディスプレイは、柱に巻いて広い空間を演出するのに適しています。
コーナー用LEDディスプレイ
▼参考:CUBE型LEDディスプレイについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
海外での導入事例が増えている!?キューブ型LEDディスプレイが利用される用途とは
5.コストパフォーマンスが高い
LEDディスプレイは、「コストパフォーマンスが高い」のも特徴です。
導入コストだけで比較すると、液晶ディスプレイやプロジェクターに比べLEDディスプレイの方が高額ですが、輝度の継続時間が圧倒的に長いため、長期間使うことができます。
そのため、LEDディスプレイは長期で見るとコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
また、修理にかかるコストにも違いがあります。
ディスプレイが故障した場合、基本的に液晶ディスプレイは本体全部を一旦外して修理または、交換となるため、点灯できない修理期間が発生します。
一方、LEDディスプレイは壊れている一部のモジュール交換で対応可能なので、すぐに点灯することができ、点灯できない修理期間は発生しません。また、一部の修理にて対応可能なので、ランニングコストが低いと言えます。
たとえば、屋外設置で飛来物により一部破損した場合でも、LEDディスプレイであれば破損部分の交換で済むので修理費用は破損部分のみです。
以上のことから、LEDディスプレイと液晶ディスプレイの特徴の比較を表にまとめました。
ディスプレイを選ぶ際には、これらの特徴、設置場所、予算を考慮して検討すると良いでしょう。