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LED、液晶、プロジェクターの違いを解説!
企業に最適なディスプレイを徹底比較

店舗サイネージや社内の情報発信、イベントスペースなど、企業がディスプレイを活用する場面は広がっています。

その中で「LED」「液晶」「プロジェクター」のどれを選ぶべきかという選択は、企業のブランドイメージや業務効率、さらには顧客体験に大きな影響を与えると言えるでしょう。

しかし、「どの技術がどんな特徴を持っているのか」「自社の用途にはどれが最適なのか」といった疑問を抱える担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、3種類のディスプレイの特徴を比較し、特に「明るさ、表現力、設置の自由度」に優れたLEDディスプレイの優位性をわかりやすく解説します。

また、HIBINOでは、LEDディスプレイの最適な活用・選定方法をまとめた資料も配布しております。ディスプレイの選定にお悩みの方は、ぜひお気軽にダウンロードください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

比較ポイントを整理!3種のディスプレイの違いとは

企業でのディスプレイ選択において、まず理解しておきたいのが各技術の基本的な仕組みと特徴です。LED、液晶、プロジェクターはそれぞれ異なる発光原理を持ち、用途や設置環境によって最適な選択肢が変わります。

ここでは、各技術の特徴とメリット・デメリットを詳しく解説します。

液晶ディスプレイ


オフィスの入り口にある液晶ディスプレイの画像

液晶ディスプレイは、バックライトを通した間接発光型の技術です。コストが比較的安価なため、多くの企業で採用されていますが、明るい場所での視認性に限界があります。

液晶ディスプレイのメリット・デメリット

LEDディスプレイと液晶ディスプレイの仕組みの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

LEDディスプレイとは?|仕組みや原理を活用事例とあわせて紹介

プロジェクター


会議室にあるプロジェクターの画像

プロジェクターは、内部光源からの光を壁やスクリーンに投影する方式です。手軽に大画面表示が可能で、可搬性に優れています。

また、複数のプロジェクターの映像を重ね合わせて、継ぎ目のない一枚の画面として認識させるブレンディングという技術を使用することで、さらに大きな画面を構築することも可能です。

プロジェクターのメリット・デメリット

LEDディスプレイとプロジェクターの仕組みの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

LEDディスプレイとプロジェクターの違いとは?人の目の構造と映像認識の仕組みから解説!

LEDディスプレイ


至近距離でみたLEDディスプレイの画像

LEDディスプレイは、1つ1つのLED素子が自発光する方式です。高輝度・高コントラスト・自由なサイズ設計が可能で、近年企業での採用が急速に拡大しています。

LEDディスプレイは 生産ロットによって素子の色が若干異なる場合があります。特にショールームなどのブランディング用途で「企業の顔」として使用する場合は、受注生産により色を揃えることで統一感のある美しい映像表現が実現できます。そのため、基本的には受注生産品となりますので、納期に余裕をみておきましょう。

LEDディスプレイのメリット・デメリット

一目で分かる!LED vs 液晶 vs プロジェクター比較表

3種類のディスプレイの特徴を理解したところで、実際の選択において重要な比較ポイントを表にまとめました。

企業での導入検討時に特に注目すべき項目について、各技術の優劣を◎○△で評価しています。ぜひ導入検討時の参考にしてください。

LEDディスプレイ、液晶、プロジェクターの比較表

企業にLEDディスプレイが選ばれている理由

比較表からも分かるように、LEDディスプレイは多くの項目で優位性を示しています。

ここでは、なぜ企業がLEDディスプレイを選択するのか、その理由をより具体的に解説します。

1. 高精細&高輝度でどんな場所でも美しく


LEDディスプレイの最大の強みは、視認性の高さです。素子一つひとつが自ら光を発するため、屋内外を問わず、どんな環境でも映像が鮮明に映し出せます。

特に注目すべきは映像の奥行き感です。壁やスクリーンに投影するプロジェクターでは至難の技である高い立体感ですが、LEDディスプレイなら実現できます。
各ピクセルが完全に消灯できるという特徴を活かし、とても高いコントラストを表現することが可能で、他のディスプレイでは表現しきれない「深い黒」により、映像に深みと臨場感を与えます。

人間の目は、色そのものより光の差をより敏感に感じることができるため、コントラストの表現はより強い印象を皆様に与えます。

人の目の仕組みによる見え方の違いは、以下の動画で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。



例えばプロジェクターでも、スペックを見るとコントラスト比が一見高く見えるかもしれません。しかし、コントラスト比には、「ダイナミックコントラスト」と「ネイティブコントラスト」の2種類があるので注意が必要です。

ダイナミックコントラストは、絞り機構により明るいシーンと暗いシーンで光量を自動調整する技術で、数値上は非常に高いコントラスト比を実現できます。しかし、絞ることで奥行き感が乏しくなる場合があります。

LEDディスプレイは各ピクセルが独立して点灯・消灯するため、同一画面内で真の黒と明るい部分を同時に表現でき、自然な奥行き感を実現できます。

2. サイズ・形状・曲面も自由自在


企業の空間演出において重要なのが、設置場所に最適化されたディスプレイ設計です。

LEDディスプレイには定型の形がなく、アスペクト比も自由なため、16:9などの比率にこだわらず、設置したいところに好きな大きさで設置可能です。

液晶ディスプレイでは、サイズやアスペクト比の選択肢が少ない中から、設置場所に近いサイズを選んで妥協する必要がありますが、LEDディスプレイなら設置面への完璧なフィット感を実現できます。

さらに、ベゼル(縁)がないため、複数のモジュールを組み合わせても1つの大きな画面として構成でき、シームレスな映像表現が可能です。円柱やコーナーへの設置、ウェーブ型など、従来では不可能だった形状での設置にも対応し、空間演出の可能性が大幅に広がります。

3. 耐久性と運用コストの面でも安心


企業での長期運用を考える上で、耐久性と運用コストも重要な要素です。LEDディスプレイは液晶よりも耐光性が強く、紫外線を浴びても劣化しにくいため、屋内だけでなく屋外でも長期間使用できます。防水・防塵加工も可能で、過酷な環境下でも安定した表示ができます。

運用面でのメリットも大きく、ディスプレイが故障した場合、液晶ディスプレイでは基本的にディスプレイ本体を全て一旦外して修理または交換となるため、点灯できない期間が発生します。

一方、LEDディスプレイは壊れている一部のモジュール交換で対応可能なので、短時間で復旧することができ、業務への影響を最小限に抑えられます。

長期的な視点で見ると、LEDディスプレイは初期投資は高めですが、ランニングコストの優位性により、総所有コストでは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢といえます。

LEDディスプレイの活用シーンと導入効果

LEDディスプレイの優位性を理解したところで、実際にどのような場面で活用され、どのような効果を生み出しているのかを見てみましょう。様々な業界・用途での成功事例を通じて、LEDディスプレイの実践的な価値をご紹介します。

スタジアム・競技場


明るい屋外環境でも鮮明な映像を提供し、観客により高い没入感と興奮を届けます。高いコントラストと奥行き感により、スポーツの迫力をリアルに表現し、会場全体の一体感を演出します。

参考:パナソニックスタジアム吹田の大型ビジョンを刷新!高精細・大型化で視認性アップ

商業施設・小売店舗


ブランディングや集客、商品訴求に活用され、来場者の注目率向上に大きく貢献しています。透過タイプのディスプレイを使用することで、ガラス張りの店内から外に向けた効果的な訴求も可能です。

参考:集客・売上アップに貢献!店舗の魅力を引き出す「売り場別LEDディスプレイ活用アイデア」

駅・屋外広告


日光の明るさに負けない高輝度特性を活かし、通行人に確実に情報を届けます。駅構内の柱や壁など、空間に合わせて自由なサイズで設置可能です。屋外広告では、3D広告などの話題性のある演出により、従来の静的な広告を超えた印象的な映像表現も実現できます。

参考:どうして飛び出す!?巨大3D広告の仕組みとは?

オフィス


プロジェクターや液晶マルチディスプレイの代替として採用が進んでいます。部屋を暗くする必要がなく、手元の資料も問題なく読めるため、会議の質向上に貢献できます。ベゼルによるつなぎ目が目立たないため、プレゼンテーション時のストレスも大幅に軽減されます。

参考:プラス株式会社様 導入事例|これからのオフィスづくりにも最適なALL IN ONE LEDディスプレイの特徴とは?

まとめ

現代の企業にとって、ディスプレイは単に「伝える」ツールではなく、「魅せる」ための重要な表現媒体となっています。LEDディスプレイは、その優れた映像品質と設置の柔軟性により、企業のブランドイメージを効果的に演出し、視聴者に強い印象を与えることができます。

液晶ディスプレイやプロジェクターも、特定の用途や予算条件では有効な選択肢となります。しかし、企業ブランディング・空間演出・屋外利用、長期的な視点での投資対効果を考慮するなら、LEDディスプレイは有力な選択肢です。

HIBINOでは、約20年にわたるLEDディスプレイ提供実績と多種多様な納入経験を活かし、LEDディスプレイの選定から設計・設置・運用までトータルサポートを提供しています。

お客様の導入目的やご予算、設置環境に応じて、最適なピクセルピッチや輝度の選択から、音響機器やコンテンツまで含めたトータルソリューションをご提案いたします。

LEDディスプレイの導入をご検討中の方、現在液晶ディスプレイやプロジェクターを使用中で買い替えをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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