TOP > お役立ちコラム > 年平均成長率15%の衝撃。あらゆる業界が「LEDディスプレイ」を導入し始めている理由

年平均成長率15%の衝撃。
あらゆる業界が「LEDディスプレイ」を導入し始めている理由

朝の通勤で目に入る駅構内の大型ビジョン。
打ち合わせで訪れた企業のエントランスに並ぶ、継ぎ目のない横長の映像。
商業施設のエスカレーターホールで、壁面いっぱいに流れる季節のプロモーション。

「そういえば最近、きれいな画面が増えたな」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、こうした画面の多くが、いまLEDディスプレイに置き換わってきています。

調査会社のレポートによると、LEDディスプレイ市場は年10%以上の伸びが続いており、2030年には市場規模がほぼ倍になると予測されています。
何がこの成長を後押ししているのか、今回の記事ではその背景を数多くの現場を見てきたHIBINOが考察、深掘りしてみました。

HIBINOでは、LEDディスプレイの最適な活用・選定方法をまとめた資料も配布しております。ディスプレイの選定にお悩みの方は、ぜひお気軽にダウンロードください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

数字で見る、これからのLEDディスプレイ市場の成長は?

LEDディスプレイに限らず、デジタルサイネージ市場全体が拡大を続けています。

富士キメラ総研のプレスリリースによると、2024年の国内デジタルサイネージ市場は2,740億円。2030年には4,609億円に達すると予測されており、わずか6年で1.7倍に成長する見通しです。

国内のデジタルサイネージ市場の規模推移
出典:株式会社富士キメラ総研 プレスリリース(2025年8月19日発表)のデータをもとに作成

この成長市場の中で、とりわけ伸びが目立っているのがLEDディスプレイです。

デジタルサイネージ業界では、主に5つのディスプレイ製品が市場を構成しています。中小型モニター、大型モニター、TV、ビジネスプロジェクター、そしてLEDディスプレイです。

いずれも堅調な推移を見せていますが、中でもLEDディスプレイの成長率は群を抜いており、2024年〜2030年の年平均成長率は15%に迫る勢いで推移していくと予測されています。

この成長が顕著になったのは2023年頃からです。大阪・関西万博やスタジアム・競技場の新設といった大型案件が重なったこともありますが、それだけではありません。

商業施設やオフィス、交通拠点など、さまざまな分野で導入が進んでおり、この流れは2030年に向けても続く見通しです。市場規模は2024年から2030年までの間に、およそ2倍にまで拡大すると予測されています。

ではなぜ、LEDディスプレイの成長率はデジタルサイネージ業界の中でもこのように伸びているのでしょうか。

※出典:株式会社富士キメラ総研「デジタルサイネージ市場総調査 2025」

なぜ、LEDディスプレイがこれほど伸びているのか?

考えられる4つの要因のイメージ図

成長の背景には、時代の変化やLEDディスプレイそのものの性能の進化があります。ここでは、考えられる4つの要因を挙げてみます。

以前より手に届きやすい価格帯になった


かつてLEDディスプレイといえば、液晶やプロジェクターの上位に位置するハイエンド機器というイメージがありました。導入費用が比較的高かったため、予算の都合で採用を見送っていたケースも少なくなかったのではないでしょうか。

それが近年、製造技術の成熟と量産体制の確立により、手に届きやすい価格帯の製品が増えてきました。10年前には考えられなかったような高性能なディスプレイが、現実的な予算で導入できる時代になっています。

この変化は、単に「安くなった」という話にとどまりません。たとえば広告用途であれば、高精細なLEDディスプレイを導入することで広告の訴求力が上がり、広告収入による投資の回収を比較的短期間で実現できるようになりました。

以前なら液晶など他のディスプレイを選んでいたようなケースでも、「LEDという選択肢もある」と検討のテーブルに上がるようになったことが、市場全体の拡大を後押ししている大きな要因だと考えられます。

狭ピッチ化で「近くで見ても美しい」ディスプレイに進化した


LEDディスプレイには「遠くから見るもの」というイメージがあるかもしれません。かつては、画素ひとつひとつの間隔(ピッチ)が広かったため、近づくとドットが目立ってしまい、屋外の大型ビジョン向けが中心でした。

しかし近年、ピッチの狭小化(狭ピッチ化)が進んだ結果、近距離で見ても液晶に迫る精細さを実現できるようになっています。会議室やショールームなど、至近距離で映像を見る屋内環境にも十分対応できるようになりました。

また、たとえば駅や商業施設など、ピッチが粗かった時代には文字情報の表示にとどめていたケースでも、狭ピッチ化によって動画やCM映像をそのまま流せるようになりました。映像の表現力が上がった分、広告枠としての価値も高まり、より多くの広告料を見込めるようになっています。

LEDディスプレイの活躍の場は、「屋外の大画面」から「屋外・屋内のあらゆるシーン」へと進歩したことで、市場の裾野を大きく広げています。

▼ピッチについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ピッチとは?LEDディスプレイの解像度への影響と選び方をHIBINOが解説

四角い画面だけじゃない、設置場所の自由度の高さ


LEDディスプレイの大きな特徴のひとつが、設置の自由度です。

液晶ディスプレイは基本的にフラットな長方形のパネルで、規格で大きさが決まっています。一方、LEDはモジュールを組み合わせて構成するため、曲面への設置、柱への巻きつけ、極端な横長のストレッチ形状など、空間に合わせた柔軟なレイアウトが可能です。

壁面や柱、床全体を映像で覆う「空間ジャック」のような演出も、LEDならではの使い方といえます。

こうした「さまざまな形状に加工できる」「設置環境に応じたデザイン性の高い映像表現ができる」という自由度の高さが、これまでディスプレイを設置できなかった場所にも導入を広げている理由の一つです。

▼LEDディスプレイの様々な形での活用法は、こちらの記事で紹介しています。
四角だけじゃない!こんな形にも?さまざまな形で魅せるLEDディスプレイ活用術

体験型の空間演出ニーズが高まっている


単に情報を映すだけでなく、空間そのものを演出する道具としてLEDディスプレイが選ばれるケースが増えてきました。商業施設のエントランス、ラグジュアリーブランドのフラッグシップ店、企業ショールームなど、「来訪者の体験」をデザインする場での導入が目立ちます。

こうした演出は、フラットな液晶ディスプレイを1枚置くだけでは実現が難しいでしょう。大画面と設置の自由度を兼ね備えたLEDディスプレイがあってこそ可能になった演出です。LEDディスプレイは、その表現力で新たな需要を取り込んでいます。

▼体験型の空間演出の事例については、こちらの記事で紹介しています。
イマーシブ体験で創る都市の象徴ーアメリカ最新LED活用事例レポート

これらの4つの要因はそれぞれ独立した話ではなく、「価格 × 精細さ × 自由度 × 演出力」が掛け算でLEDディスプレイの成長につながっています。

どんな場所でLEDディスプレイの設置が増えているのか?

商業施設でのLEDディスプレイの活用シーン

LEDディスプレイの導入は、2023年頃からは大型案件だけでなく中小規模の導入も増え始め、この流れは2030年に向けて続いていく見通しです。ここでは、導入が広がっている代表的なシーンを紹介します。

駅・空港など、人が大量に行き交う場所


駅構内の壁面や柱巻きを活用した映像広告、空港の高輝度フライト案内など、視認距離が長く人通りが多い場所ではLEDディスプレイの輝度と大画面が活躍します。

日光が差し込むガラス張りの建物や照明の明るい屋内環境でも映像の視認性を確保できる点も、LEDディスプレイが選ばれる理由のひとつです。

また、狭ピッチ化が進んだことで、以前は文字情報にとどまっていた表示が動画広告に切り替わり、広告枠としての価値が高まっているケースも見られます。

商業施設のエントランス・吹き抜け・エスカレーターホール


「来館者を出迎える映像」「空間の象徴になる映像」として、商業施設でのLED導入が広がっています。

エスカレーターホールやアトリウムの壁面にLEDディスプレイを配置し、施設全体のブランディングや季節イベントの演出に活用するケースが増えてきました。

吹き抜け空間を活かした縦長の設置など、LEDの形状自由度が活きる活用シーンです。

オフィスのエントランス・ショールーム


企業の受付スペースやショールームに導入し、来訪者への自社ブランドの訴求や製品紹介、企業情報の発信に活用する動きも広がっています。「受付の第一印象を変えたい」という声から導入に至るケースが増えており、LEDディスプレイならではの存在感を企業の顔として活かす使い方です。

狭ピッチ化により、至近距離でも高精細な映像を表示できるようになったことで、こうした屋内・近距離での用途が現実的になりました。

このように、LEDディスプレイの導入シーンは特定の業界に限られたものではありません。これまでディスプレイが置かれていなかった場所にも、設置が広がっています。

「うちの施設ではどう使えるだろう?」と想像しながら読んでいただけたなら、新たな活用シーンが誕生するかもしれません。

まとめ

LEDディスプレイ市場は、いま成長の真っただ中にあります。

技術の進化と価格の変化が重なったことで、これまで他のディスプレイで対応していた領域でも、LEDディスプレイが導入の選択肢に挙がるようになりました。

市場が動いているということは、選択肢も、活用シーンも、これからどんどん増えていくということです。ディスプレイの導入を検討している方にとっては、いまが情報を集めはじめるタイミングとして、ちょうどよい時期かもしれません。

ただ、選択肢が広がった分、迷うことも出てくるかもしれません。

ピッチはどのくらいが最適なのか。
屋内用と屋外用で何が変わるのか。
設置工事やメンテナンスはどうなるのか。


こうした疑問は、カタログを見ているだけではなかなか解消しにくいものです。

HIBINOでは、設置環境の現地調査から機器選定、施工、導入後の保守まで、LEDディスプレイの導入をワンストップでお任せいただけます。

「何から検討すればいいのかわからない」という段階からでも、お気軽にご相談ください。お客様の施設や目的に合った最適なプランを、ご提案いたします。

LEDディスプレイの導入について相談してみる

ヒビノでは、LEDディスプレイの最適な活用・選定方法をまとめた資料を配布しております。選定方法にお悩みの方は、ぜひお気軽にダウンロードください。
LEDディスプレイの選び方を知りたい方は、こちらの資料がおすすめです!
w
LEDディスプレイの最適な活用・選定方法
ホワイトペーパー
w

最適なLEDディスプレイ選定方法を知りたい方へ

Page Top