ここでは、東証アローズに導入されたLEDディスプレイの特徴について解説します。
LEDディスプレイの導入を検討している方は参考にしてください。
日本初!内外周両面の完全リング状フルカラー大型LEDディスプレイ
東証アローズのチッカーは、マーケットセンターのガラスシリンダー上部に設置されている、全周約50 mの内外周両面の円形大型LED表示システムです。先述の通り従来は、3色文字表示の電光掲示板でしたが、豊かな色彩表現を可能とするフルカラーLEDチッカーへと生まれ変わった立体的な巨大サイネージは、鮮やかで視認性の高い映像表現へと、新たな空間演出を実現しました。
また独自のソフトウェアが導入されたことで、メインコンテンツである常時スクロールする株価情報の滑らかで美しい表示が実現しています。チッカーはリングの形状が特徴的ですが、設置にあたっては環境に合わせた精密な設計と施工技術を駆使することで、精度の高い滑らかな完全リング状を実現している点も特徴です。内外周両面の完全リング状フルカラー大型LEDディスプレイ・システムの施設への導入は
日本初でした。
なお、コンテンツの企画・制作および独自ソフトウェアの開発では、東急グループのイッツ・コミュニケーションズ株式会社と協働いたしました。
今回導入された「ChromaLED 6」について
今回、東証アローズに採用された高品質・高精彩LEDディスプレイ・システムの「ChromaLED 6」は、リング状での設置ができ、この形状でフルカラー表現も行えます。
また、「ChromaLED」シリーズは、 LED 素子から制御インターフェース、 LED プロセッサーまで
すべてが国産という特徴を持ったハイエンドモデルです。世界最高水準の映像品質を備えているだけでなく、高い信頼を得ていることもあり、東証アローズ以外にも著名ブランドショップや自動車メーカーのショールーム、放送局などでも採用され、国内外で高い評価を得ています。入口(プロセッサー)から出口(ディスプレイ)まで、ヒビノ製の国産であることが「ChromaLED 6」最大の特長です。
ChromaLED 6 のスペックは以下のようになっています。
【お客様】
株式会社日立国際電気
【設置場所】
東京都中央区日本橋兜町2-1 東証アローズ(東京証券取引所内施設)
【SPEC】
・リング状 大型LEDチッカー
・LEDディスプレイ:6mmピッチ「ChromaLED 6」(ヒビノ製)
・使用プロセッサー:「HLC-2K」(ヒビノ製)
・画面サイズ及び面積
―外周→全幅 53,376 mm×高さ 384 mm( 20.5 ㎡)
―内周→全幅 46,848 mm×高さ 384 mm( 17.99 ㎡)
・最大輝度:2,000 cd/㎡
▼参考:そのほか大型LEDディスプレイを導入する場合の上手な活用法や注意点、活用事例については、下記の記事で詳しく解説しています。
大型LEDディスプレイの特徴と注意点|ワンストップサービスのHIBINOが解説