屋内において鮮烈な訴求を実現するLEDディスプレイ

多くの生活者は高画質・高精細な写真や動画を撮影したり視聴したりすることができるスマートフォンを保有するようになりました。高画質・高精細な映像に慣れてきている生活者に対して、印象に残るようなプロモーションを実施するためには、視覚だけではなく、その他の感覚にも訴求することが重要となってきています。

多くのプロモーション手法では、視覚に訴えかける映像・動画に加えて、聴覚に訴えかける音楽やセリフ、キャッチフレーズなどが利用されています。さらに感覚を加えるとしたら何がよいのでしょうか？

視覚、聴覚に次いで訴求できる感覚としては、一般的に嗅覚とされており、香りを用いた訴求が実現できれば、新たなプロモーションの可能性が見えてきます。

産業教育機器システム便覧（教育機器編集委員会編　日科技連出版社 1972 ）に掲載されている内容によれば、「五感による知覚の割合」は、「視覚： 83% 、聴覚： 11% 、嗅覚： 3.5% 、触覚： 1.5% 、味覚： 1% 」となっており、視覚、聴覚に次ぐ知覚感覚として嗅覚が挙げられています。

嗅覚に訴求したプロモーションにはどのような内容が考えられ、どのような効果が期待できるのか、次章で想定・想像できる活用例についてまとめていきます。

香りを活用することで実現できる新たなプロモーション例とその効果について考えていきます。

商品そのものの香りによる訴求

想定されるケースとしては、化粧品や整髪料、石鹸などの売り場で香りを用いて訴求する方法が考えられます。これらの商品の場合は清潔感のある香りや、商品を再現した香りを伝えることで、売上につなげられる可能性があります。
また、アニメやゲームなどのイベント会場やグッズ売り場でキャラクターごとの香りを体験できるブースを用意できれば、高い集客効果を発揮できる可能性もあります。

完成物の香りによる材料の訴求

続いてスーパーマーケットでの活用ケースを考えてみます。前項では、商品や食材そのものの香りによる訴求について触れましたが、本項では、完成物の香りを提供することで材料の購入を促す可能性について触れます。具体例としては、カレーの香りを散在させておくことで、何を作ろうか検討している顧客に対して、カレーを印象づけることにつながります。結果として、カレーを作るために食材を選ぶようになる顧客も少なくないと考えられます。

対象を連想させる香りによる訴求

続いてはレストランフロアなどでの活用ケースを考えてみます。多くのレストランフロアには和食・洋食・中華などさまざまなタイプの飲食店が入居しています。顧客が何を食べるか検討する際、フロアに設置されているショップガイドなどを参考にするケースも多いかと思います。その選定中に、例えば中華を連想させる香りが流れてくると、中華料理が選ばれやすくなるのではないかと思います。また、映像には、QRコードを表示し、特別なキャンペーンをインターネット広告と連動するなど、映像との連携だからこそできる訴求が可能になります。

「映像と音のプレゼンテーター」を標榜し、事業展開を行ってきた HIBINO では、映像と音だけではなく、新たな要素として香りを加え、従来よりもエモーショナルで訴求力の高い表現を実現できるシステム「 MAAJESTIC 」を開発いたしました。
よく「MAAJESTIC」の"A"は一つでは？とご指摘をいただきますがこれは造語で、Music,Aroma,Action,Joint Enhance System for Image Captivateの頭文字を組み合わせたものです。

見ている方を視聴者というパッシブな立ち位置からアクティブな立ち位置へ誘い、参加いただくために、複合センサーを用いて、音と映像と香りをジェスチャーに合わせて非接触で反応させることができるシステムとなっています。

香りについては、 6 種類の香りを制御できるディフューザーを装備し、映像と楽曲に対応したさまざまな香りを最適なタイミングで噴射させることができます。映像、楽曲、香りとさまざまな感覚に対して同時に訴えかけることで、印象に残りやすくなると考えられます。また、香りについては、すぐに消えるように設計されており、映像×音とリンクして香りを届けることが可能です。

香りは数千種類のご用意がございますが、お客様の商品等に合わせ特注対応も可能です。
ハードウエアだけでなく、映像×音響×香りのコンテンツも合わせ、ワンストップソリューションでご提案いたします。

HIBINOでは、LEDディスプレイの多彩な活用方法を訴求・提案し、LEDディスプレイの新しい活用方法の気づきを与えることを目的とした「 Premium Private Show 」という展示会を毎年開催しており、各回 300 名以上の皆様にご来場いただいております。

参加いただくことで、 LEDディスプレイのトレンドや多彩で新しい表現方法などを把握いただくことができ、その後の提案や表現の幅を広げることにつなげていただいております。来場された方々からは「新しい表現方法ができそうな LEDディスプレイに出会えた」や「今後の提案に活かせる情報を収集できた」などご好評の声をいただいております。

2020 年の「 Premium Private Show 」は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、中止とさせていただきましたが、2021 年については「 Premium Private Show Online 2021 」と題して、オンライン展示会として実施しております。8月31日までの開催になりますので、是非この機会にご参加ください。

今回の記事で紹介した香りを活用したLEDディスプレイをはじめ、ガラス・ティッカータイプ、多面表示型など幅広い種類のLEDディスプレイを目にできるまたとない機会となっています。

ぜひ、以下リンクより詳細を確認いただき、ご参加についてご検討ください。
なお、2021年8月31日までの開催です。お急ぎください。