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大型LEDビジョンの特徴と事例|HIBINOが解説

街頭ビジョンやスポーツ観戦のスタジアム・ドームなどでよく大型ビジョンを目にする機会があります。導入を検討されている方のなかには「何に気をつければよいのか」「自社の用途に合う使い方は何か」と迷う方も多いのではないでしょうか。

本記事では、大型LEDビジョンに対する疑問を解消するために、「大型」の定義や大型ビジョンの動向、活用事例、導入時のポイントについて解説します。

また、HIBINOでは大型LEDビジョンのソフトウェアやコンテンツ、ハードウェアまでワンストップで提案ができます。導入を検討中の方は、下記よりお気軽にダウンロードしてください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

大型ビジョンとは? ー 加速する液晶からLEDへのシフト

実は、大型ビジョンにおける「大型」という言葉に、明確な数値基準は存在しません。
一般的に「大型ビジョン」と聞くと、駅前やビルの壁面・屋上に設置された大きなビジョンをイメージされる方が多いのではないでしょうか。これらの多くはLEDディスプレイが採用されており、「大型LEDビジョン」と呼ばれることもあります。

一方、液晶テレビを複数組み合わせて一つの大きなビジョンとして見せる手法もあり、これは「マルチディスプレイ」と呼ばれます。

ただし近年は、LEDディスプレイ市場の拡大に伴って価格の低下が進んでおり、100インチを超えるサイズ帯では液晶ディスプレイとの価格差がほぼなくなりつつあるのが現状です。同価格帯であればLEDディスプレイのメリットが大きいため、100インチ以上のディスプレイはLEDが第一選択肢になりつつあります。

▼参考:詳しいLED市場の動向が知りたい方はこちら
あらゆる業界が「LEDディスプレイ」を導入し始めている理由

大型LEDビジョンの活用事例をご紹介

広告や情報伝達など、幅広いシーンで導入が進む大型ビジョン。なかでも大型LEDビジョンは、圧倒的な大画面と高精細な映像で、これまでにない臨場感や迫力を演出できます。今回は、空間ごとの役割と実際の導入事例を交えながらご紹介します。

1. 屋外・街頭での活用

LEDビジョンなら、強い太陽光が当たる日中でも映像が白飛びすることなく、天候を問わず常に鮮明で美しい表示を保つことができます。

クロス新宿ビジョン


クロス新宿ビジョン

新宿駅東口広場の前に設置され、「巨大な3Dの猫」の映像でSNSなどでも大きな話題となったビジョンです。 このビジョンの最大の特徴は、建物の形状に合わせてディスプレイが湾曲している「オーバル型」を採用している点です。直方体のようにつなぎ目(角)がないため、交差点で信号待ちをする人々から最も見やすい角度で、強い立体感を感じられる映像を届けることができます。さらに、屋外用としては異例とも言える超高精細な「6mmピッチ」のLEDを採用することで、これまでにない臨場感と没入感を実現しています。

渋谷パンドラビジョン


パンドラビジョン

JR渋谷駅ハチ公口からスクランブル交差点を渡った先、多くの若者や観光客で賑わう渋谷センター街(渋谷センタースクエアビル壁面)に設置された大型LEDビジョンです。 こちらもビルの形状に沿って滑らかに湾曲した設計となっており、街の景観に溶け込みながらも、道行く人々の目をしっかりと惹きつける効果的な情報発信を可能にしています。

2. 公共の場での活用

駅構内やそれに直結するコンコースなど、日々多くの人々が行き交う場所では、歩行者の視線を自然に引き付け、的確に情報を届ける工夫が求められます。

渋谷スクランブルスクエア


渋谷スクランブルスクエア

渋谷駅直結の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア」では、多くの歩行者が行き交うアーバン・コア(駅導線や自由通路)に大型LEDビジョンが導入されています。 B2Fに設置された「UCチカビジョン」は、全幅16.5mにおよぶ大型ビジョンで、壁面の折れ点を含む構造に合わせてモジュールの隙間を限界まで調整し、どこから見ても美しいシームレスな映像を実現しています。

東急田園都市線 駒沢大学駅


東急田園都市線駒沢大学

駅のホーム上部や改札周辺のスペースを有効活用し、空間と一体化した情報発信を実現した事例です。 ホーム上部の下がり壁には、横幅90m×縦0.25mという圧倒的なスケールの帯状LEDディスプレイが設置されています。湾曲した駅の構造に合わせて専用設計されており、プラットフォームの全幅にわたり継ぎ目のないシームレスな設置は日本初の試みとなります。これにより、電車が走る映像など横幅をフルに活かしたダイナミックなコンテンツの再生が可能となっています。

3. エンターテインメント・スポーツ施設での空間演出

非日常の体験や圧倒的な没入感が求められるエンターテインメント施設やスポーツアリーナにおいて、大型LEDビジョンは空間演出の要となります。

TOYOTA ARENA TOKYO


TOYOTA ARENA TOKYO

お台場エリアに誕生した「TOYOTA ARENA TOKYO」では、国内アリーナ最大級となる総面積1,000㎡超の大型LEDビジョンが導入されています。 アリーナの象徴となる「センターハングビジョン」は、上部・メイン・下部の3層構造となっており、高精細な3.91mmピッチのLEDを採用することで、迫力あるプレーや選手の表情をどの席からでも鮮明に楽しむことができます。さらに、国内アリーナ初となる上下2層の「リボンビジョン」が客席をぐるりと囲み、映像と音響が一体となった圧倒的な没入感を創出し、新たな観戦体験を実現しています。

横浜・八景島シーパラダイス


横浜・八景島シーパラダイス

水族館のイルカショーの会場に大型LEDビジョンを導入し、これまでにないエンターテインメント空間を創出した事例です。 水しぶきが上がるような半屋外の過酷な環境下でも安定して稼働するよう、高い耐候性と太陽光に負けない高輝度(最大5,500cd)を備えたLEDディスプレイを採用しています。ショーの進行に合わせて、大画面のLED映像と音響、さらにプロジェクションマッピングを融合させることで、イルカのパフォーマンスをより幻想的でダイナミックに演出しています。

大型LEDビジョンの特徴とは?屋内型・屋外型の違い

大型LEDビジョンは、設置環境や目的に合わせて大きく「屋内型」と「屋外型」の2種類に分けられます。それぞれの特長は以下の通りです。

1. 屋内型
屋内型の大型LEDビジョンは、視聴距離が近い環境を想定しており、高精細で細やかな映像表示が可能な点が最大の特長です。文字や図表などの詳細な情報を正確に伝えることができ、会議室や店舗内、エントランスなどで広く利用されています。また、自発光による高輝度を誇るため、プロジェクターのように部屋を暗くする必要がなく、外光が差し込む明るい屋内でも手元の資料を読みながら鮮明な映像を確認できます。近年では、キャスター付きで移動可能な「ALL IN ONEタイプ」の大型LEDビジョンも登場しています。会議やイベントに合わせて設置場所を自由に移動できるため、部屋ごとに複数台を購入する必要がなく、コストパフォーマンス良く運用できる点も魅力です。

2. 屋外型
屋外型の大型LEDビジョンは、強い太陽光の下でも映像が白飛びしない「圧倒的な高輝度」と、過酷な環境に耐えうる「高い耐久性」を備えているのが特長です。雨や雪、激しい温度変化などにも対応できる防水・防塵などの高い耐候性仕様となっています。さらに、屋外では多方面から見られることを想定し、広範囲な視野角を持っています。さまざまな角度からの視認性を保つことができるため、建物の外壁や大型看板、野外スタジアムなど、広範囲に行き交う人々に確実に情報を届けたい場面で強力な効果を発揮します。

大型LEDビジョン導入で失敗しないためのポイントとは?

大型LEDビジョンは決して安い買い物ではありません。「せっかく導入したのにあまり見てもらえない」「数年ですぐに暗くなってしまった」といった失敗を防ぎ、コストを抑えて費用対効果を最大化するために、導入前に知っておくべき2つのポイントを解説します。

1.「誰に・どこから見てもらうか」から逆算する、見てもらいやすい設置計画


大型LEDビジョンは「とりあえず目立つ場所に置けばいい」というわけではありません。道行く人が「どこを歩き、どこで立ち止まるのか」を予測し、「見てもらいやすい設置計画」を立てることが失敗しない最大の秘訣です。
クロス新宿ビジョン

例えば、渋谷駅前のスクランブル交差点に設置された大型ビジョンは、ただ屋上に設置されているわけではありません。歩行者の視線に合わせて画面をやや下向きに傾け、さらに画面を湾曲させることで、左右どちらの横断歩道からでも映像が綺麗に見えるよう綿密に計算されています。 このように、人がどこから歩いてきて、どこで立ち止まるのかを考慮し、多くの人に見やすい角度を確保した設置場所や形状選びが、広告効果を大きく左右します。

2. 長寿命化とコスト削減につながる仕様選定のポイント


LEDディスプレイを長く使うためには、長寿命化につながる仕様選定の考え方があります。 LEDは使い続けると少しずつ明るさ(輝度)が低下していく特性があります。そのため、設置場所で必要な明るさギリギリの製品を選び、最初からフルパワーで使い続けると、劣化が早く進んで寿命を縮めてしまいます。 そこで、例えば「3,000cd(カンデラ)」の明るさが必要な場所であれば、あえて5,000cdクラスなど、必要な明るさに対して余力のある製品を選びます。最初は出力を抑えて使い、年月が経って本来の明るさが落ちてきたタイミングで少しずつ設定を上げていくことで、必要な明るさを長期間キープし続けることができるのです。 さらに、万が一の故障や飛来物などで破損した場合でも、画面全体を外して修理する液晶ディスプレイとは異なり、不具合のあるモジュール(部分)のみを交換できます。これにより、修理費用も情報を表示できないダウンタイムも最小限に抑えられ、長期的なコスト削減につながります。

導入前に知っておきたい保守・運用のポイント

LEDビジョンは長期間運用する設備です。初期費用の安さだけで選定してしまうと、故障時に補修部品が手に入らなかったり、復旧までに時間がかかったりするケースがあります。
長期的な運用を考える際は、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
LEDディスプレイならではのメリット「モジュール交換」: LEDディスプレイは不具合箇所(モジュール)のみを交換できる構造です。故障時に本体ごとの交換が必要になりやすい液晶ディスプレイに比べ、ダウンタイム(表示停止期間)を短縮しやすく、修理費用も抑えやすいという特長があります。

導入時に確認すべき「部品供給期間」: モジュール交換で迅速に直せるからこそ、数年後に部品の生産が終了し、修理不可能になる事態を防ぐことが重要です。導入時は「メーカーが部品を何年間供給するのか」も確認しておくことをおすすめします。HIBINOでは「7年間」の部品供給体制を整えており、長期運用を前提としたサポートを行っています。

▼参考:LEDディスプレイの寿命や保守に関する詳細な情報は、下記の記事で詳しく解説しています。
[LEDディスプレイの寿命はどのくらい?減価償却に関係する法定耐用年数についても解説]

まとめ

大型LEDビジョンは、広告・情報発信・空間演出など様々な用途で活用されています。しかし、導入効果はディスプレイの性能だけで決まるものではありません。誰に・どこから見せるのかという設置設計や、長期運用を見据えた保守体制まで含めて検討することで、LEDビジョンの価値を最大限に引き出すことができます。

大型LEDビジョンの導入をご検討の際は、設置から保守まで一貫して対応するHIBINOにぜひご相談ください。

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