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レイアウトフリー、透過型、キューブが実現する
LEDディスプレイのデザイン3選

LEDディスプレイは自由度の高い高精細な映像出力装置です。その特徴を活かしてさまざまな場所で活用されています。
また、人の目を引くような箇所に設置することで、そこで映し出される情報や映像をより印象的に発信できます。
しかし、自由度が高いため、どのように活用しようかと悩まれる方も少なくありません。
そこで本記事では、参考としてLEDディスプレイのデザイン活用例を紹介します。

■LEDディスプレイと液晶ディスプレイの違い

LEDディスプレイのデザイン例を紹介する前に、そもそもLEDディスプレイにどのような特徴があるのかを、身近なディスプレイの1つである液晶ディスプレイと比較しながら紹介します。

・レイアウト
まず、LEDディスプレイの特徴として、「レイアウトフリー」であることが挙げられます。液晶ディスプレイの場合、16:9や4:3など規定のサイズのものがほとんどなので、そのアスペクト比(縦横比)に適さない箇所への設置は難しいです。

LEDディスプレイは、LED素子を実装したモジュールを組み合わせて1枚のディスプレイを構成するため、液晶ディスプレイと比べてさまざまな箇所に自由に設置できます。

・輝度
LEDディスプレイは液晶ディスプレイと比較して最大輝度が高く、外光に負けない明るさで映像を出力できるため、屋外などでも高い視認性を保つことができます。

これは映像を映し出すために必要な光源の違いによるところが大きく、液晶ディスプレイの場合、側面または背面に設置された光源の光を導光板などによる間接光を用いてディスプレイ全体に行き渡らせて、映像を表現しています。この構造により、光ムラが出やすく輝度が不足しがちです。LEDディスプレイは各LEDが自発光しているため、高輝度を実現でき日中の屋外向けにも視認性を保ったまま光ムラが出にくい映像を表現することが可能となっています。

輝度を表す数値としては、ロウソク1本分の明るさを1とした「cd(カンデラ)」が利用されます。屋外向けに必要なcdとしては、3,000cd以上と言われていますが、一般的な液晶ディスプレイの最大値は500cd程度となっており、屋外では十分な視認性を確保しにくくなっています。一方で、LEDディスプレイは最大で6,000cdの製品もあり、屋外でも十分にインパクトある映像を見ている人に発信できます。

・サイズ
LEDディスプレイは液晶ディスプレイと比べて、大きさにおいても自由に設定できます。先述したように液晶ディスプレイは規定のサイズで作られているものがほとんどのため、規定のサイズを超えた大きさで設置しようとすると、多くの液晶ディスプレイを組み合わせる必要があります。組み合わせて大きくしているため、つなぎ目部分が気になってしまうケースも多く、鑑賞者からすると、どうしても映像への没入感などは低くなってしまいます。

LEDディスプレイの場合、モジュールを組み合わせて1枚のディスプレイを構成するため、大きさに制限がなくディスプレイを構成できます。モジュールを組み合わせて大きなディスプレイを作り上げているので、つなぎ目のない一枚絵で映像を表現できます。
今後、複数の液晶ディスプレイを用いて大型ディスプレイに構築する方法からシームレスなLEDディスプレイに普及することが期待されております。

▼参考:大型LEDディスプレイ特徴や上手な活用法、注意点については、下記の記事で詳しく解説しています。
大型LEDディスプレイの特徴と注意点|ワンストップサービスのHIBINOが解説

■デザイン①:レイアウトフリー事例

レイアウトフリーの事例として、「渋谷ヒカリエ様」に納入したものをご紹介します。本事例で納入したのはリング状のLEDディスプレイで、渋谷ヒカリエのB3Fから4Fまでの吹き抜けになった空間“アーバンコア”のエスカレーターを囲むように3本設置されています。星空などを映しだす演出や、天気・時刻といった情報が表示されています。
hリング型<渋谷ヒカリエ>様事例

■デザイン②:透過型事例

LEDディスプレイの中には透過型(シースルー型)の製品も発売されています。透過型LEDディスプレイは店内からもディスプレイの隙間から、奥外の風景が見えるため閉塞感が極めて少なく、液晶ディスプレイでは表現しにくい開放的な空間演出が可能です。

弊社の事例でいうと、「アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK様」に納入したものがこれにあたります。
LEDディスプレイの後ろに設置されている商品と、LEDディスプイレイの映像表現とを組み合わせた空間演出を実現しました。
A透過型<アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK>様事例

■デザイン③:キューブ型事例

LEDディスプレイの特徴である自由なレイアウト・サイズを活かした事例として「UNIQLO TOKYO様」に納入したものをご紹介します。本事例では設置する店舗環境にあわせてキューブ型LEDディスプレイを納入し、空間を壊さず自然に溶け込む演出を実現しました。すべてのキューブ型LEDディスプレイが連動して動く画期的な演出がなされております。
UCube型<UNIQLO TOKYO>様事例

■HIBINOのLEDディスプレイ

HIBINOではクライアント提案時からサポートを行なっています。今回ご紹介した事例以外にも多種多様な納入実績があるため、具体的な表現イメージがない場合でも、ヒアリングと事例紹介を通じて、表現方法の提案なども可能です。

・「やりたいこと」からご提案できるHIBINOの伴走体制
現地調査や図面作成、お打ち合わせなど初期段階からご提案をサポートします。LEDディスプレイの専門家が現地調査を行うため、環境にあった製品の提案が可能となります。現地調査を怠ってしまうと、顧客が実現したい表現が、できないというケースも少なくないため、留意しておきたいポイントの1つです。

・LEDディスプレイ歴20年の各種デザイン実績
HIBINOではLEDディスプレイの提供を約20年に渡り行なっております。本記事で紹介した事例の他にも、大型のLEDディスプレイやリング状、柱への部分設置、360度設置することによる今までにない没入感の提供など、意匠性の高い納入実績も豊富です。ぜひ一度お問い合わせください。
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