亡霊工房代表の坂本剛一です。弊社では、フルCGアニメーション制作を軸とした、CG、VFX制作、アニメ、実写の映像制作を手掛けています。最近の主な仕事として、
ヒゲドライバー様の「大したことじゃない」のミュージックビデオの監督・プロデュースや鬼滅の刃のアニメーションのキャラモデリングの制作協力などをしています。昔ながらの演出を今の技術で表現することで、新しい一面を追求・提案していくことに力を注いでいます。こうした情熱がもはや怨念になったという意味を込めて「亡霊工房」という社名にしました。
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ヒビノさんとの最初の出会いは内覧会でした。最近は、ハードだけでなくコンテンツの重要性を感じているお客様もいるようで、いろいろな製品を一度に見ることができる内覧会のタイミングで、声をかけていただきました。
ヒビノさんの内覧会で印象に残ったのは、LEDディスプレイの多彩な表現力です。特に、ディスプレイの色味と高精細な出力、そしてさまざまな演出方法が可能なところに魅力を感じました。
今まで見たディスプレイは色が白茶けてしまい、「繊細さ」や「微細さ」、「粒子感」が落ちてしまうのが難点でした。しかし、ヒビノさんのディスプレイは制作した映像本来の色味やディティールが出力される点に驚きました。暖色系の色味の出力が強みになっている印象もあります。
岩肌や毛並みなど、自然物の表現も秀逸です。たとえば毛並みなら一本一本の毛まで細かく見えますし、靴紐も解像度があるとより細かく見えます。高精細な映像を活用して、行ったことのない場所での記念撮影など、簡易的なXR(クロスリアリティ)も体験できそうですね。
また、ディスプレイだけではなく、まわりの環境を含めたデザインができそうな感じもしました。そうしたデザインを実現できるので、美術へのアイディアを追加したり、映像だけでなく舞台の大道具の人とも絡んだりしたら面白そうです。
さまざまな演出方法が可能なことも魅力です。ビックデータや気象情報に応じてコンテンツの変更もできるので、屋外で時間に合わせた色味、演出ができそうで面白さを感じます。現状、光センサーで輝度は変えられても、コンテンツまで変えられる企業は少ないですからね。
ヒビノさんのLEDディスプレイの魅力をお伝えしたところで、次はヒビノさんとコラボレーションするなかで驚いた点についてお話しします。