さまざまな用途で活用できるLEDディスプレイですが、導入するLEDディスプレイによっては目的を達成できないこともあるため注意しなければなりません。ここでは、ディスプレイを選定する際の注意点やリスクを説明します。
なお、LEDディスプレイ導入に失敗しないための方法を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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輝度は十分か
オフィスのどこに設置するにしても、視認性を高めるためには「輝度」が十分であるかを確認しておくことが重要です。輝度とは、画面の明るさを示す指標です。オフィスなどの屋内で利用する場合は、400 ~ 600cd の輝度が望ましいとされています。また輝度に加えて、
室内の照明が映り込みにくい、つや消し加工が施されているとより使いやすいため、合わせてチェックすることをおすすめします。
移動が安心・簡単にできるか
サイズにより重量は異なりますが、大画面LEDディスプレイの場合は重量が数百キロに及ぶこともあり、扱いには注意しなければなりません。このような大画面LEDディスプレイをさまざまなシーンで活用するためには、キャスターが付いているなど、移動が簡単に行える工夫がされているものが望ましいでしょう。
また一般的に、高精細 LED は扱いを慎重に行う必要がありますが、 LED 素子をコーティングしたディスプレイや 4in1 素子を使用したディスプレイなど、堅牢性の高い製品を選定すると、移動の多いオフィス用LEDディスプレイにも安心して使えます。
メッセージを伝えやすい仕組みになっているか
マイクロソフトが
Windows11 に画面分割機能(スナップレイアウト)を実装したように、1つの画面に多くの情報を表示する需要は高まっています。
1つの画面に多くの情報を表示する際に意識しなければならないのが、いかにメッセージをわかりやすく伝えられるかです。そのため、多数の画面領域を配置可能など、利用シーンに合わせられる機能を備えているかどうかは非常に重要なポイントとなります。
また、ベゼルレスのLEDディスプレイであれば大画面であっても画面内に縁が入ることなく邪魔にならないため、よりメッセージが伝わりやすくなると考えられます。
一部の大手企業は、今後在宅勤務を継続せず、オフィスに人を戻そうとしていますが、
アフターコロナの時代においても Web 会議は積極的に使われると考えられます。そのため、在宅勤務用ではなく、オフィス(会議室)における大画面は必要となってくるでしょう。