

HIBINOは「映像と音のプレゼンテーター」というコンセプトのもと、映像と音響の分野でLEDディスプレイや音響システムなどトータルソリューションの販売やサービス事業を手掛けています。両分野にプロフェッショナルな人材がおり、相互に影響を与え合うことでシナジー効果を発揮できるビジネスを展開しています。
実績としては、渋谷駅ハチ公口交差点前に設置された、超大型かつ湾曲したLEDディスプレイの屋上サイネージがあります。視認性の高い高輝度LEDを使用した屋外対応型のLEDシステムで、集客に大きな効果を発揮し、インパクトのある情報発信が可能です。
HIBINOが手掛け、今年の夏に設置され、3Dのように見える 巨大猫が話題を呼んだことで注目を集めた新宿東口のオーバル型LEDディスプレイ「クロス新宿ビジョン」について今回は紹介します。

「クロス新宿ビジョン」の導入にはどのような背景があり、また実際にどのように設置されたのでしょうか。プロジェクトを担当したHIBINO社の下公氏と小川氏に聞きました。
営業担当の下公氏によれば、もともと、新宿東口エリアは人が滞留しにくい場所だったものの、東口の道路をなくし広場を整備する計画ができたことで、人が留まりやすくなる環境にしたいというニーズが生まれました。そこで、人の目を惹きつけるLEDディスプレイの設置についてクライアントからご相談があったとの事。
【HIBINOが選ばれた理由】
特に、人通りの多い交差点があるなか、高所作業をミスなく完遂した渋谷の駅前ビジョンの実績が強い後押しとなったそうです。

屋外LEDディスプレイは、信号待ちで立ち止まっている人から最も視点を集めると言われています。しかし、建物の形に合わせたL字型ディスプレイの場合、ビルの角が見えるため、どうしても映像が見えづらくなってしまうという事からクライアントと協議を重ねて、信号待ちの角度からでも見やすいオーバル型を採用しました。
また、世界的に3D視へ取り組む潮流が起きていることも、オーバル型採用の理由です。信号待ちの人々の目を惹きつけるため、3Dのように見える映像がより魅力的に映るLEDディスプレイにしてほしいとクライアントから要望があり、それを実現するLEDディスプレイの作成に踏み切ったという背景があります。
こうしてオーバル型の導入が決まりましたが、クロス新宿ビジョンの設置にあたり、下記のような課題がありました。
【クロス新宿ビジョン設置の課題】
通常、屋外広告で使用されるピッチは10mm程度ですが、本プロジェクトにおいて従来にない高精細なディスプレイを実現したいというクライアントの要望を満たすため、屋外LEDディスプレイとしては超高精細な6mmのピッチでLEDディスプレイを作り上げたと下公氏と小川氏は語ります。

また、建設中のビルにディスプレイを設置しなければならなかったため、関係者のスケジュール調整も大変だったそうです。 さらに、設置後に予想以上の反響をいただき、SNSに投稿するためにスマホでディスプレイを撮影する人が多かったことで、新たに調整が必要になったそうです。目視を想定して作ったため、スマホではあまり綺麗に映らないことが次なる課題として挙がり、リフレッシュシートの数値を調整し、スマホでもうまく映るよう改善したとの事。
このように、クライアントの満足度を高めるため、柔軟に提案できることがHIBINOの強みだと下公氏と小川氏は語ります。 さまざまな工夫により作り上げられたクロス新宿ビジョンですが、設置後にどういった反響があり、今後どのような展望を描いているのかについてもお聞きしました。

クロス新宿ビジョンへの評価は好意的だったといいます。特に、お客様のSNSによる発信や、3Dの猫の映像が反響を呼び、その影響で新たなお客様からご相談をいただくことも増えてきたそうです。 今回の事例を活かし今後はSNS映えも意識した屋外広告用LEDディスプレイを提案していきたいと、下公氏と小川氏は展望を語っています。
HIBINOなら、多様なサービスを実現するLEDディスプレイを制作・提案できます。日々変化するお客様のニーズに対応するため、HIBINOの技術も常に進化し続けています。 今回ご紹介したクロス新宿ビジョンをはじめ、HIBINOは高度な技術や柔軟な対応が求められるプロジェクトにチャレンジし、高い評価をいただいてきました。その豊富な実績や確かな技術力・提案力が、お客様に選ばれる理由です。