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LEDディスプレイの視野角を徹底解説!
見せたい人に確実に届けるための設置戦略

街を歩いていると、ビルや駅、商業施設などに設置されたLEDディスプレイの広告を目にすることが多いのではないでしょうか。

普段何気なく見ているそのディスプレイですが、多くの人に見てもらうためには、実は「視野角」も考慮した製品選定が重要です。

どんなにすばらしいコンテンツを作成しても、視野角が狭ければ、見る角度によって色が変わってしまったり、見えにくかったりしてしまいます。

本記事では、LEDディスプレイにおける 「視野角の重要性」について徹底解説します。


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LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

同じ視野角でも意味が違う?「ディスプレイの視野角」と「人の視野角」

「視野角」と聞くと、なんとなく意味はわかるようで、意外と混同されがちなのが「ディスプレイの視野角」と「人の視野角」です。両者は似た言葉ですが、まったく異なる概念を指します。

また、視野角は通常、水平と垂直の二つ軸で測定されます。以下にて詳しく見ていきましょう。

ディスプレイの視野角とは?


ディスプレイの視野角は、画面を横や上から斜めに見たときでも、色合いが大きく変わらず表示できる範囲のことを表します。

視野角が狭いと斜めから見たときに奥の方の画面が暗くなったり色が変わって見えたりしてしまいます。一方で、視野角が広いディスプレイであれば横や上から見ても暗くならず、色も鮮明に見えます。分かりやすく画像で解説していきます!

【水平方向の視野角】
水平方向の視野角は左右の範囲を表します。視野角の範囲外で画面を見た場合、画面が暗く見えたり、色が変わって見えたりしてしまいます。

水平方向の視野角のイメージ図

【垂直方向の視野角】
垂直方向の視野角は上下の範囲を表します。こちらも視野角を超える範囲で画面を見た場合、画面が暗く見えたり、色が変わって見えたりしてしまいます。

垂直方向の視野角のイメージ図

人の視野角とは?


人の視野角とは、眼の前の1点を見つめたときに自然に見える範囲のことです。一般的に人が両目で見た場合、水平150~200度、垂直120~130度と言われています。

【水平視野】
人の水平視野のイメージ図

【垂直視野】
人の垂直視野のイメージ図

LEDディスプレイの視野角を具体的に解説!

次に、ディスプレイの中でもLEDディスプレイの視野角を具体的に解説していきます。

LEDディスプレイの一般的な視野角


LEDディスプレイにおける一般的な視野角は、屋内用製品か屋外用製品かによって変わってきます。

屋内用製品の場合、LEDディスプレイの一般的な視野角は水平方向120~160度。垂直方向も120~160度です。

屋外用製品の場合、LEDディスプレイの一般的な視野角は水平方向は120~160度。垂直方向は屋外の場合、上から見るケースが少ない点やディスプレイ上部にひさしを付けて外光を防いでいます。そのため、上が50度、下は50〜80度程度になります。

そういった製品は上空から見ることを想定していませんが、地上から見るのであれば問題ありません。

また、スタジアムで使用するLEDディスプレイも、ボールがLEDに直撃するのを防ぐためガードがついているので、視野角は狭くなりがちです。

重要ポイント:製品によっても視野角は大きく異なる


LEDディスプレイにおける視野角は製品によっても大きく異なります。高価な製品ほど視野角が広い傾向にあります。また、透過型のLEDディスプレイにおいては、特性上広い視野角を得にくいため、110度程度です。

透過型LEDの写真透過型LEDの写真
(アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK様事例)

LEDディスプレイは日進月歩進化しており、新しい製品は価格が高い傾向にあります。HIBINOでは、お客様の使い方やご予算に合わせて最適な製品をご提案しますので、安心してご相談ください。

「視野角」を気にする前に「使用目的」を決めることが大事!

ここまで視野角について述べてきましたが、それを考える前に最も重要なのは「使用目的を明確にすること」です。なぜなら、使用目的が決まらなければ、適切な視野角も決められないからです。

例えば、目的が「コンサート会場にLEDディスプレイを設置し、ライブの没入感を高めること」だとします。この場合、ステージ正面の観客に映像が見えれば十分なので、視野角をそれほど重視する必要はありません。

一方、広告サイネージの場合はどうでしょうか?

広告サイネージの目的は、「広告主の問い合わせ数を増やし、最終的に売上向上に繋げること」です。そのため、多くの人の目に触れ、認知されることが重要になります。歩行者がどの方向から来るのか(右からか、左からか、または両方からか)を考慮し、適切な位置に設置する必要があります。

また、アリーナのように観客が横からも画面を見る環境では、広い視野角が求められます。さらに、ビル屋上に設置するサイネージの場合、多くの人が下から見上げるため、下方向の視野角を確保することが重要です。

このように、視野角は「使用目的」に応じて決めることが重要なのです。

事例紹介!渋谷駅前交差点の湾曲型LEDビジョン

さて、ここからは「視野角」を意識した事例として、渋谷駅前のスクランブル交差点に設置された湾曲LEDディスプレイのご紹介をいたします。

渋谷ハチ公前のスクランブル交差点の写真渋谷ハチ公前のスクランブル交差点

製品:湾曲型LEDディスプレイ(屋上サイネージ)
設置場所:渋谷駅ハチ公前(スクランブル交差点)
お客様:渋谷駅前ビジョン様
視野角:左右:120度 / 上下:±上15度下50度

渋谷駅前ビジョン様にご採用いただいた超大型LEDディスプレイは、 集客に強い効果を発揮する視認性の高く、渋谷エリアの情報発信に大きく貢献しています。

特に、湾曲した形状により左右の視野角が広く視認性が向上。また、歩行者が見やすいように画面の角度をやや下向きに調整することで、スクランブル交差点で信号待ちをする多くの人々に効果的に訴求できます。

さらに、太陽光にも負けない高輝度LEDディスプレイを採用し、昼間でも鮮明な映像を表示。強烈なインパクトを与え、多くの通行人の視線を引きつけます。

HIBINOなら「使用目的」に応じた設置案を提案いたします

LEDディスプレイを活用するうえで、ただ広い視野角の製品を選べばいいわけではありません。重要なのは、「誰に、どこから、何を見せたいのか」という目的に基づいた製品選定と設置計画です。

・視野角を考える前に「使用目的」を決めることが大事
・視野角には「ディスプレイの視野角」と「人の視野角」がある
・視野角は製品によっても大きく異なる

HIBINOでは、長年の実績と技術力を活かし、お客様の目的や設置環境に応じた最適なLEDディスプレイをご提案いたします。製品ごとの視野角の違いや、透過型・湾曲型など多様なニーズにも対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

LEDディスプレイの導入について相談してみる

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