InfoComm 2024レポート｜高精細化と形状の多様化が加速するLEDディスプレイ

会場入り口の壁は一面LEDディスプレイ！
2024年6月12日から14日までの3日間、ラスベガス・コンベンション・センターにて、「InfoComm 2024」が開催されました。

InfoCommは、北米最大のプロオーディオ展示会です。毎年開催されているこのイベントには、世界各国から最先端技術を持つ企業が集結します。

2023年の実績では、来場者数36,639人、世界155カ国、700を超える企業・団体が出展しました。オーディオ、オンライン会議システム、エンタープライズIT、ライブイベント、学習テクノロジー、LEDディスプレイなど、プロオーディオ業界に関する数多くの製品が展示されており、業界関係者にとって欠かせないイベントとなっています。

中でも注目を集めていたのが、LEDディスプレイ関連の展示です。
会場のWest Hallには、米国のどのイベントよりも多くのLEDディスプレイソリューションが展示されており、世界のLEDディスプレイ業界の最新トレンドを体験することができました。

InfoComm 2024に参加して印象的だったのは、年々液晶ディスプレイの展示が減る一方で、LEDディスプレイの展示が増加していることです。LEDディスプレイの高精細化も進んでおり、0.7mmピッチなどの超々高精細モデルも珍しくなくなってきました。

また、ピッチが少し荒めのLEDディスプレイは、曲面や多面体などさまざまな「形」で魅せる展示が増えています。これは液晶ディスプレイにはできない表現方法であり、LEDディスプレイならではの提案ができるということを改めて実感しました。

さらに、透過型の従来とは異なるタイプやオールインワンタイプの多様化など、LEDディスプレイの変わり種も目立ちました。

透過型では、キューブ型LEDディスプレイも登場し、注目を集めていました。透過型は、通常のLEDディスプレイよりも軽量なため、上から吊るすような使い方もできます。

LEDディスプレイが活躍する場はますます増えており、お客様へのご提案の幅が広がりそうです。

背景が透過して見える、キューブ型LEDディスプレイ

InfoComm 2024とは直接関係ありませんが、会場のラスベガス・コンベンション・センター内のセントラルホールとウエストホール、サウスホールなどをつなぐ新しい交通手段が注目を集めていました。

それは、イーロン・マスク氏が手がける「ベガスループ」と呼ばれる地下トンネルを利用した交通システムです。ベガスループは、ラスベガス・コンベンション・センター（LVCC）の地下に建設されたトンネルを通って、テスラを使って乗客を送迎しています。


従来のシャトルバスに代わる新しい交通手段として、ベガスループは近未来感あふれるワクワクする体験を提供していました。2021年から運用が開始され、現在はLVCC内のホールを結んでいますが、将来的には、ラスベガス全体をつなぐ壮大な構想があるとのことです。

ラスベガス・コンベンション・センターを訪れる際は、ぜひベガスループを利用してみてください。
ベガスループでトンネル内を走る様子

InfoComm 2024を通じて、LEDディスプレイの進化と多様化を肌で感じることができました。高精細化や形状の多様化など、LEDディスプレイならではの表現力が増していることを実感しました。

常に進化を続けるプロオーディオ業界において、最新のテクノロジーを知ることは非常に重要です。InfoComm 2024は、業界関係者にとって大変有意義なイベントとなりました。

ヒビノでは、これからも最新の情報を収集し続け、お客様への企画提案に活かしていきます。ここには書けない隠しネタもございますので、LEDディスプレイ導入のご検討予定がある方は、ぜひお早めにお問い合わせください。
お客様のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

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