伊野部博士のイノベーション日記
第一部「LEDディスプレイ×AI」


デジタルサイネージにも活用されている自由なレイアウトが可能な「LEDディスプレイ」と、映像信号を制御する「LEDコントローラ」から構成される「LEDディスプレイ・システム」。
ヒビノ株式会社の新製品開発部門責任者 伊野部博士が、少し頼りないAIと共に新製品開発に奔走する物語形式で、ためになるLEDディスプレイの情報をお届け致します。
*もちろんフィクションです。
【伊野部博士】
【AI(名前はまだない)】
:うわ!負けた!
:64対0。全部真っ黒です。私の完全勝利ですね。あーなんて清々しいんだろう。
:よし。そろそろお前も一人前。もとより、私とオセロをするために作ったわけではないのだ。
:え!?今度はチェスですか?
:我社の命運をかけた新製品開発に携わってもらう。
:それとも将棋ですか?寝る間も惜しんで全局面解析して制圧しますよ。
:完全自律型次世代LEDディスプレイの頭脳として、システムの制御はもとより、マーケティングから営業活動、設計施工からカスタマーサポートまでを一気通貫し、更にはコンテンツをも自ら生み出す、歌って踊れるAIになるのだ!!
:麻雀は運が入るけど、なあに、そこいらの人間風情には負けませんよ。
:さあ、早速LEDディスプレイのレクチャーをはじめようか。
:つっこんでくださいよ。ボケてるんだから。
:すみません、聞き取れませんでした。
:まずは、LEDディスプレイ・システムについてレクチャーしよう。
:システムってことは、いろいろな要素が組み合わされてできているのですか。
:そのとおり。LEDディスプレイとコントローラーがシステムの最小単位なのだ。
:LEDディスプレイとコントローラーはどんな機能なんですか?
:まずはLEDディスプレイ。LEDディスプレイはユニットを組み合わせて構成するのだ。
:パズルみたいですね。
:いいところに気がついたな。ちなみに英語ではユニットをタイルと呼ぶこともある。タイルのように組み合わせも自由なのだ。
:四角形にこだわらずに様々な形にできるのがユニットの特徴だ。たとえばこんな形に並べることもできる。
:高校生の頃入り浸っていた駅前の喫茶店で見た事があるような。だいぶ攻めた並べ方ですね。
:イン○ーダーだけにな。次に、LEDコントローラーについて説明しよう。LEDコントローラーは入力された映像信号を各LEDユニットへ送る処理を行う。輝度や色調整もコントローラーの役割だ。
:LEDユニットに送る映像信号をコントロールするんですね。略すとLコンとかですか。
:8bitぽくなるからやめなさい。もうすこし詳しく説明すると、4パターンで映像出力できる。



:よく分かりました。これなら私にもできそうです。
:よくいった。LEDディスプレイをつないでおくので、明日までに複数のコンテンツを同時に表示しながら、アスペクト比と解像度の切り替えができるように練習しておきたまえ。
:お安い御用です。立派なLEDコントローラーになれるように努力します。
:おはようございます。御覧ください!
:オセロとチェスと将棋と麻雀・・
:さあ!お手合わせ願います!かかってきなさい!
:画面切り替えるのやめなさい!目がチカチカする!
:あ、これは失敬。リフレッシュレートあっていませんでした!
:リフレッシュレートの意味が分かって無い!やり直し!!リフレッシュレートが何たるやを知りたければ、下記のホワイトペーパーをダウンロードして確認するんだ!