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拡大するLEDディスプレイの市場規模。最新のLEDディスプレイトレンドとは?

LEDディスプレイ市場は急速に拡大していく見通しで、今後は質を重視したディスプレイが注目を集めるといわれています。本記事では、最新のトレンドを取り入れた質の高いディスプレイの活用方法について紹介しております。

LEDディスプレイの市場規模と拡大する背景

はじめに、LEDディスプレイの市場の拡大の規模や背景について紹介をします。
「マイクロLED及びミニLEDディスプレイ世界市場に関する調査(2019年)」(2019年4月10日発表)によると、2027年のマイクロLEDディスプレイ世界搭載台数は1,083万台と予測されています。2021年の予測が約18万台であることから、今後急速に市場が拡大すると予測されていることがわかります。

政策としても、令和元年版情報通信白書によると、2020年に向けた社会全体のICT化アクションプランとして、情報の壁をなくすために「デジタルサイネージの機能拡大」、「臨場感向上」、感動の共有のために「4K・8Kの推進」が挙げられています。LEDディスプレイが高輝度、高コントラスト、高発光効率といった特徴を持つためこのICT化アクションプランとマッチしており、今後政策としてもLEDディスプレイの拡大を後押しする可能性もあります。

加えて、新型コロナウイルスの影響もあり、人々の災害・BCP対策の意識が高くなったことも、LEDディスプレイの需要拡大を後押ししています。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛の呼びかけに、大型のLEDディスプレイが用いられることもありました。「3密」を避けるため、店内の混雑状況の周知も大型のLEDディスプレイで行われ、これまでとは違った新しい用途が生まれました。

災害時には、最新の情報を正確に、多くの人に周知することが求められます。そのためには、高い視認性を持ち、設置場所に適した形で表示できるディスプレイが必要になります。人々の災害・BCP対策への意識が高まったことで、災害時に正確な情報を伝えることのできる体制を平時より作っておくことが求められるようになり、LEDディスプレイの導入が進む可能性があります。

これらのことより、LEDディスプレイの市場規模はより拡大していくと考えられています。マイクロLEDディスプレイの特許出願件数も2015年以降急増しており、技術の進歩も予想され、ディスプレイの質も向上していくことが期待されます。

LEDディスプレイのトレンドキーワードは“質”

上述で紹介をした令和元年版情報通信白書でも記載されているように、ICT化アクションプランとして4K・8Kといった、コンテンツの質にこだわることがトレンドとなる可能性があり、そうなった場合LEDディスプレイによる高画質な表示が求められると考えられます。具体的には、高精細LEDで高画質なコンテンツの運用を希望される広告業界や、細かく大スクリーンを必要とする、鉄道や航空局の管制室でLEDディスプレイが必要とされる可能性があります。
また、災害が多い日本にとっては防災・災害情報の発信需要の増加などから正しい情報をいち早く伝えると言った面での利用は今後も増えることが予想されます。そのような状況下での質にこだわった高精細・高画質なコンテンツの運用をできるLEDディスプレイは必要となるでしょう。

本章までは、今後LEDディスプレイに市場が拡大し、質の高いコンテンツを配信できることが重要視されるようになるということを紹介してきました。以降で最新技術の活用シーンについて見ていきたいと思います。

“高品質”LEDディスプレイを支える最新技術と活用シーン

本章では、高品質で提供できるLEDディスプレイの、現在のトレンドや実際の利用シーンを紹介します。

・シーンごとにさまざまな形で表現が可能


LEDディスプレイはデジタルサイネージとして空間演出、サイネージ(広告・情報)、インフォメーション(情報表示)などのシーンに合わせて、さまざまなデザイン(異形タイプ、透過型)を作ることができます。株式会社ユニクロ様に導入していただいたヒビノのLEDディスプレイは、この特徴によって、一目でユニクロ様と分かる高いデザイン性を持った赤い文字が流れるティッカータイプのディスプレイの実現が可能になりました。

また、八景島シーパラダイス様では、これまでにない空間演出のために大型LEDを導入いただきました。イルカショーとLEDディスプレイ、プロジェクション映像を融合させることで、新しいショーの演出を実現しました。他にも、渋谷駅前の大型屋外ディスプレイなど、様々な形状で、様々な用途への対応が可能です。

・AIなど最新技術の活用


LEDディスプレイとAIなどの最新技術を融合させることで、自動案内を行ったり、商品レビュー・在庫情報を表示したりする活用方法もあります。カメラやセンサーによるローカルセンシングデータを、AIによる画像解析をしてリテールなどのデジタルサイネージに利用するという方法です。他にもモーション&サーマルセンサーによる在席管理や、会議室の予約などにセンサーとサイネージディスプレイにより可視化を行うという活用もされています。

・顧客や天候に応じてコンテンツを切り替え(ダイナミックデジタルサイネージ)


最新のデジタルサイネージの活用方法として、顧客や天候に応じて表示するコンテンツを切り替える「ダイナミックデジタルサイネージ」が注目されています。顧客の視線認識に応じて広告を切り替えたり、体感温度や湿度に基づいて広告を出しわけたり、インターネット動画のA/Bテスト結果をサイネージに反映したりと、様々な基準でコンテンツ表示を切り替えることが可能です。


LEDディスプレイの最新トレンドを押さえた上での選定が重要

ここまで、LEDディスプレイのトレンドキーワードは“質”であり、最新技術を用いた質の高いLEDディスプレイの活用方法について紹介してきました。これらを押さえた上でLEDディスプレイを選定することが重要です。最新利用シーン・トレンドを把握することで、提案の幅を広げ、クライアントのニーズに幅広く対応することができるようになります。

LEDディスプレイの市場は今後急速に拡大していく見通しがあるため、新たな利用方法が生まれたり、トレンドが移り変わったりしていく可能性もあります。最新の情報を常に把握しておくことで、より幅広く的確な提案が可能です。

LEDディスプレイ選定時のポイントや留意点もいくつかありますので、具体的に提案・導入の予定がある方は、下記資料にて詳しく説明してありますので、もしご興味がございましたら是非ご参照ください。
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