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LEDディスプレイの寿命はどのくらい?減価償却に関係する法定耐用年数についても解説

「LEDディスプレイを導入したいけど、どのくらいの寿命なのか知りたい」
「LEDディスプレイと液晶ディスプレイ、どちらの寿命が長い?」
「LEDディスプレイを導入したいが法定耐用年数を知りたい」

ディスプレイの導入を検討されている方は、このようなお悩みはありませんか?

そのような疑問を解消するために、この記事では下記の内容をお伝えします。

・LEDディスプレイの寿命の定義
・LEDディスプレイと液晶ディスプレイの寿命の比較
・LEDディスプレイの耐用年数
・LEDディスプレイを長持ちさせる方法
・LEDディスプレイの替え時


LEDディスプレイの寿命や耐用年数を知っておくことで、導入してからの運用方法などの長期的計画が立てられるようになるため、ぜひ参考にしてください。

また、HIBINOではLEDディスプレイの導入を検討中の方に役立つ資料を用意しております。導入を検討中の方は、下記よりお気軽にダウンロードしてください。

LEDディスプレイの最適な活用・選定方法

Question:LEDディスプレイの寿命とは?
Answer:明確な決まりはない

じつは、LEDディスプレイの寿命には明確な決まりがありません。なぜなら、白熱電球や蛍光灯のように「電球が切れる」もしくは「チラチラし始めたら寿命」といったような定義がないからです。

LEDでは、白熱電球や蛍光灯のような寿命の定義がないため、便宜上「輝度半減期(輝度が半分になる期間)」を寿命に近い言葉で使用しています。

特に屋外やガラス張りなどの明るい場所に設置するLEDディスプレイでは、外光に負けない高い視認性が必要なので、輝度は重要な要素となります。

輝度半減期は製品によって異なるので、知りたいときは問い合わせるのがおすすめです。HIBINOでは、輝度半減期や予算などを考慮した最適なご提案や相談が可能です。お悩みの場合には、お気軽にご相談ください。

LEDディスプレイ導入の悩みを相談してみる

LEDディスプレイと液晶ディスプレイの比較

ディスプレイを導入される際、LEDディスプレイと液晶ディスプレイを比較される方が多いのではないかと思います。初期の導入費用にも違いはありますが、メンテナンス費用や耐用年数にも注目してどちらがいいか決めるのがおすすめです。

LEDディスプレイと液晶ディスプレイの比較


それぞれの違いを3つの項目に分けています。それぞれみていきましょう。

1.映像品位(輝度・コントラスト)


LEDディスプレイと液晶ディスプレイでは、発光の仕組みが違うので、画面の見え方に差があります。

LEDディスプレイは、日光にも負けないような輝度が出せるため、屋外でも視認性が高いのが特徴です。その中でも特に強みがあるのは「黒」の表現です。LEDは、ピクセル一つひとつを消灯できるので高いコントラストの表現が可能になります。

一方で、液晶ディスプレイは構造上バックライトを消灯してしまうとほぼ見えなくなるため、消灯できないので、「黒」を表現していてもうっすらと光っている状態です。そのため、厳密にいうと黒ではなくグレーとなってしまいます。

2.メンテナンス性


故障した場合の修理方法にも違いがあります。

液晶ディスプレイは故障した場合、現地で修理できない場合には、本体ごと交換が必要になってしまいます。

一方LEDディスプレイの場合は、壊れている一部のモジュールを交換して修理が可能です。メンテナンスに関しては、LEDディスプレイのほうが優れた特徴があります。

3.寿命


液晶ディスプレイは、LEDディスプレイの6割程度の寿命といわれています。

先に述べたとおり、LEDディスプレイの寿命に明確な定義はなく、便宜上「輝度が半減になった時点」を寿命と表しています。LEDディスプレイは輝度が下がると、特徴である高いコントラストなどを保てなくなるからです。

そのため、LEDディスプレイは、輝度半減期で実使用の年数を計ることが多くなります。それぞれの輝度半減期は製品により異なるので、導入を検討する際には問い合わせするようにしましょう。

なお、LEDと液晶の違いについて、こちらの動画でもわかりやすく解説しています。

【徹底比較!】LEDディスプレイの強みとは!?

LEDディスプレイの耐用年数

比較表

耐用年数には、法定耐用年数と物理的な耐用年数の2種類があります。

それぞれの意味と、LEDディスプレイで定められた年数について解説するので、みていきましょう。

法定耐用年数


法定耐用年数とは、資産価値の寿命です。法的に定められた年数のことをいいます。

LEDディスプレイは、「ネオンサイン/電飾看板」と位置付けられる場合の法定耐用年数は3年です。

導入してから法定耐用年数の間は、減価償却費として費用計上できます。

減価償却とは


物理的な耐用年数


法定耐用年数は、法的に定められた資産価値の寿命であり、実際に使用できる年数と同じになるとは限りません。

劣化や故障、輝度半減期を迎えて、LEDディスプレイ自体が使用できなくなるまでの期間が物理的な耐用年数=寿命となります。

物理的な耐用年数は、一般的に5年程度と言われていますが、製品や稼働状況によって異なります。また、メンテナンスやあらかじめ余裕を持った輝度に設定しておくなどの初期設定によっても、物理的な耐用年数は変わってくるでしょう。

LEDディスプレイの寿命を長持ちさせる方法

LEDディスプレイを長持ちさせるには、メンテナンスを行うなどの方法があります。

寿命を長持ちさせる方法

3つの方法について、詳しくみていきましょう。

1.設置場所に合わせた仕様にする


まずは、設置場所に適した仕様にすることが大切です。屋外で使うLEDディスプレイであれば防水機能や防塵性が必要になります。

屋内であっても、たとえばショッピングモールなどの中にある池や噴水などの水の近くに設置するような場合は、防水対策が必要です。また、お客様が雨の日に傘を持っていると屋内でも傘のしずくがかかることもあります。その場合には、防水ではなくてコーティングで対応できる場合もありますので、導入の際に検討するようにしましょう。

埃や雨風などの想定が不足した場合、製品の寿命が短くなる可能性もあるので注意が必要です。

2.定期的なメンテナンスを行う


寿命を長くしたいのであれば、定期的なメンテナンスは欠かせません。

また、LEDディスプレイ本体はもちろんそれ以外の付属品についても、それぞれ寿命があるので定期的な点検・メンテナンスが必要です。

定期的な点検やメンテナンスを行うことで、長く快適に使用していただくことができます。HIBINOでは、LEDディスプレイの定期保守のメニューもご用意していますので、保守契約がおすすめです。

また、メーカーが部品の提供を何年間してくれるか確認しておくことも大切です。万が一故障した場合でも、部品の提供があれば継続して利用可能です。HIBINOでは、7年間は部品の提供が行えるようにしています。

定期保守についてのご相談もお気軽にお問い合わせください。

LEDディスプレイの定期保守メニューについて相談してみる

3.輝度を余力のある状態で導入する


LEDディスプレイの寿命を延ばすために、あらかじめ導入時に輝度を余力のある状態にしておく方法もあります。使用を始めてから、輝度が落ちてきたタイミングで少し輝度設定を上げて調整することで、目的とする実際の輝度を持続することができ、より長く使用できるからです。

LEDディスプレイを長く使用したいと考えている方は、導入のタイミングで相談してみるのがおすすめです。

LEDディスプレイの寿命の判断はどうやってする?

お客様からは「実際にどのくらいの期間使用できるか」という質問をよくいただきます。物理的な耐用年数は一般的に5年程度と述べましたが、実際には7年以上使用されているお客様もいます。

ただし、LEDディスプレイは工業製品のため、徐々に性能は高く、価格は低くなって行く傾向にあります。そのため、「替え時かな?」と思って見積もりをしてみると、導入時では考えられなかった低価格で高性能な製品が手に入る場合もあります。

工業製品の例は、LEDディスプレイに限りません。たとえばエアコンが良い例です。10年以上使用しているエアコンを使うよりも、最新型のエアコンを購入したほうが性能は上がり、かつ省エネなので電気代も節約できます。

エアコンと同じように、工業製品であるLEDディスプレイも最新型のほうが性能は上がって価格は下がる傾向にありますので、寿命にこだわらず買い替えを検討するのも一つの方法です。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

記事のまとめ

LEDディスプレイの寿命に明確な定義はなく、一般的に輝度半減期を指すことが多いです。また、寿命と法定耐用年数は必ずしも一致はしません。

LEDディスプレイを長持ちさせるためには、仕様を確認したり定期保守に注目しましょう。また、故障したときに部品が何年間供給されるかなど導入後のアフターフォローがどのようになっているか確認しておくのがおすすめです。

HIBINOでは、導入時の仕様から定期保守メニューまでLEDディスプレイを長く使っていただくためのご提案をいたします。導入を検討中の方は、お気軽にご相談ください。

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また、LEDディスプレイの最適な活用・選定方法をまとめた資料も配布しております。

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