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“コロナ・BCP対策”を考慮したLEDディスプレイ活用

新型コロナウイルスの影響により、LEDディスプレイの利用方法が多用化され、注目を集めています。コロナ・BCP対策の視点でLEDディスプレイを理解することで、より効果的な提案が可能になります。当記事では、Withコロナ時代に対応したLEDディスプレイの活用方法について記載しております。

コロナ・BCP対策として注目されるLEDディスプレイ

新型コロナウイルスの影響により、LEDディスプレイの利用方法が多用化しています。生活様式の変化への対応・自制応援や最前線従事者へのメッセージ、リアルタイムでの時事内容の情報提供など、新しい生活様式の認知のために利用されるようになりました。

具体的には、ビルの壁面に設置されたLEDディスプレイで外出自粛を呼びかける、店舗の入り口のLEDディスプレイで営業時間の変更やテイクアウトメニューの販売開始を周知するといった使われ方をしています。

また、人やモノとの接触を避けるためのLEDディスプレイの活用方法も多様化しています。遠隔操作によって非接触での操作が可能になったり、オンラインで個人運用ができるようになったりといった活用方法が挙げられます。このように、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビフォーコロナとは異なるLEDディスプレイの活用方法が生まれています。次章では、より具体的なコロナ・BCP対策としてのLEDディスプレイの活用方法について紹介していきます。

コロナ・BCP対策を考慮したLEDディスプレイ活用方法

LEDディスプレイが具体的に、コロナ・BCP対策で寄与できるのはどのようなことでしょうか。
具体的には、下記の様な活用方法が考えられます。

・LEDディスプレイが新しい情報提供の形を実現


LEDディスプレイは形状やサイズを自由に設定できるため、施設案内のために壁や柱に設置したり、屋外に設置したりするなど、様々な場所で情報表示を行うことができます。多くの人の目を引く場所に設置されることも多く、平時には施設案内や看板、広告などが表示され、緊急時には災害情報などを表示しているケースも少なくありません。

感染症への注意度が高まっていることを背景に、今後は、監視カメラの映像などと連携して、検温の結果を表示したり、密集している場所を表示したり、ソーシャルディスタンス確認や密集時に警告を表示させるなどの取り組みも行われてくるかもしれません。

・BCP対策にLEDディスプレイ活用


災害時には入居テナント、従業員、帰宅困難者などに向けて、必要な情報をより迅速かつ正確に伝えることが必要になります。豪雨・暴風・地震・津波情報といった災害の情報は、一刻も早く伝えることが求められます。また、避難場所情報、避難経路の表示、災害備蓄品の配布情報、使用可能なトイレといった情報も、災害時には重要な情報となります。LEDディスプレイであれば、これらの情報を一覧表示できるため、BCP対策としての活用が期待されています。

この活用方法の例として、ヒビノの「ユニバーサル防災ボード」が挙げられます。非常時にJ-Alartの情報を発報しますので、豪雨・暴風・地震・津波の情報を表示可能です。避難場所情報、避難経路の表示、災害備蓄品の配布情報、使用可能なトイレについては、ユーザーが入力することで表示が可能になります。この「ユニバーサル防災ボード」の特徴は、文字のスクロールがなめらかであるため、緊張状態にある場合にも読みやすい文字情報を表示することが可能であるという点です。

・サイネージの設置がない箇所でのLEDディスプレイの活用


新型コロナウイルスの影響で人々が「3密」を避けるようになり、今後は人が多く集まる場所に大々的に広告を流すことが減少していく可能性があります。これまで広告は「見てもらう」ことが主流だったため、多くの人が集まる場所にサイネージを設置して広告を流すことが、多くの人の目に付くことに繋がりました。しかし、人々が「3密」を避けるよう行動が変化したため、人が多く集まる場所に広告を流すというセオリーが通用し辛くなるかもしれません。

今後は、人が密集しなくても多くの人に広告を見せることができるよう、デジタルサイネージとしてLEDディスプレイが活用される可能性があります。例えば、自動運転や遠隔運転車両にサイネージを設置して、広告を「見せに行く」取り組みが始まろうとしています。これは、ディスプレイのサイズ・形状を自由に決めることができるLEDディスプレイだからこそ可能な活用方法です。

この活用方法に近いものとして、東京消防庁様のVR防災体験車にヒビノのLEDビジョンを導入いただいております。(ヒビノ参考事例)

このように従来とは異なる場所にサイネージを設置するケースは今後増えていく可能性があり、LEDディスプレイの活用が期待されます。また、今回の新型コロナウイルスのように広告配信の常識が変わるようなことが今後も起こる可能性はあります。そのような時こそ、フレキシブルなビジョン構成ができるLEDディスプレイが力を発揮します。

提案時に知っておきたいディスプレイの選び方

本章では、クライアントに選んでいただける提案の実現のために知っておくと便利な情報を記載しております。新型コロナウイルスの影響でデジタルシフトが起きており、その中でLEDディスプレイが注目されています。コロナ禍での活用方法を多く知っておくことで提案の幅を広げることができます。

・新型コロナウイルスの影響による、オンラインセミナーでのLEDディスプレイの浸透


新型コロナウイルスの影響で生活や産業のオンライン化が進んでいます。外出自粛により自宅でのオンラインシアター、オンライン授業など、様々な日常生活における活動がオンライン化し、リモートワークやリモート会議、オンラインセミナーなど、ビジネスにおいてもオンライン化が進んでいます。国際会議や展示会などの大規模イベントは世界中で延期や中止が相次いでおり、再開の見込みはまだありません。

新型コロナウイルスの収束までの間は一か所に介して集客を行う形の大規模展示会は集客力が弱いでしょう。新製品発表などの際は、ネット配信で行うことが増えていくと考えられており、このような場合、演者(プレゼンター)の背後に高精細LEDディスプレイを設置することで、迫力のある映像演出が可能になります。先進国のほとんどのテレビ局のニュースショーなどでも導入されており、一般企業での導入も進んでいくことは間違いないかと思われます。

・現在のディスプレイ市場と今後の見通し


このような状況下において、ディスプレイ市場の勢力図も変化していくことが予想されます。Samsung Displayは、液晶ディスプレイ(以下、LCD)の工場を閉鎖することを顧客に通知しました。LG Displayも、2020年中にLCDの工場を閉鎖することを年初に公表しています。その他多くの企業がLCD工場を閉鎖し、LEDの技術に力を入れており、ディスプレイ技術は、LCDからLEDへと移行しつつあります。

また、バーチャル空間でのディスプレイの活用も広まっていく可能性があります。これまでのディスプレイは、テレビやスマートフォンなど、画面を直接目で見る直視型でした。今後はバーチャル空間上に映像を映し出す、空間ディスプレイが多用されるようになるかもしれません。

・その他提案時に必要な事項・選定ポイント


ここまで述べてきたことに加えて、LEDディスプレイの提案時に必要な事項・選定ポイントを下記資料にまとめてあります。よろしければ是非ご参照ください。

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