LEDディスプレイが具体的に、コロナ・BCP対策で寄与できるのはどのようなことでしょうか。
具体的には、下記の様な活用方法が考えられます。
・LEDディスプレイが新しい情報提供の形を実現
LEDディスプレイは形状やサイズを自由に設定できるため、施設案内のために壁や柱に設置したり、屋外に設置したりするなど、様々な場所で情報表示を行うことができます。多くの人の目を引く場所に設置されることも多く、平時には施設案内や看板、広告などが表示され、緊急時には災害情報などを表示しているケースも少なくありません。
感染症への注意度が高まっていることを背景に、今後は、監視カメラの映像などと連携して、検温の結果を表示したり、密集している場所を表示したり、ソーシャルディスタンス確認や密集時に警告を表示させるなどの取り組みも行われてくるかもしれません。
・BCP対策にLEDディスプレイ活用
災害時には入居テナント、従業員、帰宅困難者などに向けて、必要な情報をより迅速かつ正確に伝えることが必要になります。豪雨・暴風・地震・津波情報といった災害の情報は、一刻も早く伝えることが求められます。また、避難場所情報、避難経路の表示、災害備蓄品の配布情報、使用可能なトイレといった情報も、災害時には重要な情報となります。LEDディスプレイであれば、これらの情報を一覧表示できるため、BCP対策としての活用が期待されています。
この活用方法の例として、ヒビノの「ユニバーサル防災ボード」が挙げられます。非常時にJ-Alartの情報を発報しますので、豪雨・暴風・地震・津波の情報を表示可能です。避難場所情報、避難経路の表示、災害備蓄品の配布情報、使用可能なトイレについては、ユーザーが入力することで表示が可能になります。この「ユニバーサル防災ボード」の特徴は、文字のスクロールがなめらかであるため、緊張状態にある場合にも読みやすい文字情報を表示することが可能であるという点です。
・サイネージの設置がない箇所でのLEDディスプレイの活用
新型コロナウイルスの影響で人々が「3密」を避けるようになり、今後は人が多く集まる場所に大々的に広告を流すことが減少していく可能性があります。これまで広告は「見てもらう」ことが主流だったため、多くの人が集まる場所にサイネージを設置して広告を流すことが、多くの人の目に付くことに繋がりました。しかし、人々が「3密」を避けるよう行動が変化したため、人が多く集まる場所に広告を流すというセオリーが通用し辛くなるかもしれません。
今後は、人が密集しなくても多くの人に広告を見せることができるよう、デジタルサイネージとしてLEDディスプレイが活用される可能性があります。例えば、自動運転や遠隔運転車両にサイネージを設置して、広告を「見せに行く」取り組みが始まろうとしています。これは、ディスプレイのサイズ・形状を自由に決めることができるLEDディスプレイだからこそ可能な活用方法です。
この活用方法に近いものとして、東京消防庁様のVR防災体験車にヒビノのLEDビジョンを導入いただいております。
(ヒビノ参考事例)
このように従来とは異なる場所にサイネージを設置するケースは今後増えていく可能性があり、LEDディスプレイの活用が期待されます。また、今回の新型コロナウイルスのように広告配信の常識が変わるようなことが今後も起こる可能性はあります。そのような時こそ、フレキシブルなビジョン構成ができるLEDディスプレイが力を発揮します。