釧路労災病院における映像ソリューション導入事例 ~X映像機器刷新による検査室環境改善~

釧路労災病院

北海道釧路市に位置する独立行政法人労働者健康安全機構釧路労災病院様は道東地区唯一の労災病院として、勤労者医療を中心に、急性期医療やがん診療など専門性の高い医療を地域に提供。病床数は391床を有し、診療科目は総合内科、消化器内科、腫瘍内科、血液内科、循環器内科(出張医)、神経内科、外科、消化器外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、口腔外科、麻酔科と多岐にわたります。最新知識と技術、良質で信頼される医療の実践を目指す当院の理念に基づき、変革する医療体制に柔軟に対応しながら、地域医療を支え、人に寄り添う医療を実践しています。

導入経緯

選ばれる理由は豊富な実績と信頼

検査室のスペースが限られる中、映像切替や録画操作の煩雑さに加え、 音声の伝わりにくさや床面に集中する配線の影響により、業務に集中しづらい 場面があり、日々の負担となっていました。 そこで2025年11月、多目的デジタルX線TVシステム(Ultimax-i/キヤノンメディカルシステムズ株式会社)の更新にあわせ、表示から配線インフラまでを見直し、映像・音声・配線を一括で整備することで、 より作業しやすい検査室環境の構築を進めることとなりました。 現場の動線や運用に配慮し、周辺環境を一体的に整えるため、 ヒビノへご相談いただきました。

釧路労災病院 中央放射線部
診療放射線技師
主任 寺本 晶様
木内 陽葉様
泉浦 祐子様

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導入した製品

PRODUCT01

「H -1A」録画機(2ch透視連動録画)

従来の課題

複数映像の同時記録
患者ID管理録画画操作の煩雑さ
レイアウト切替え

導入後の効果

採用した2チャンネル透視連動録画機「H-1A」は、従来モデルの操作性を踏襲しつつ、患者ID自動取得機能「AutoID」(ファイル名自動反映)と2系統の個別録画を搭載した後継機です。録画映像レイアウトは検査内容に合わせて柔軟に構成でき、直感的なGUIで短期間に習得可能です。日常業務の効率化と作業負担の軽減を図れます。

技師様の声

画面は分かりやすく、現場としては比較的スムーズに使用できています。AutoIDも日常運用の中で問題なく使えています。Windowsベースでファイルを扱える点も、使い勝手の良いところです。現状はPinPでの運用が中心ですが、画質を優先したい場面や現場の要望が出た場合には、個別録画の活用も検討できると考えています。

H-1A 録画機

2画面合成機能/チャンネル別独立録画に対応します。AutoIDで患者IDを自動取得し、直観的なUIで習得も簡単です。H.264/MP4で高画質記録し、HDDとUSBへ同時書込み、NAS転送や簡易編集も可能です(オプション含む)。

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PRODUCT02

「大画面モニター表示」「タブレットリモコン」ソリューション

従来の課題

分散される画像
映像切替え

導入後の効果

映像を大画面に集約することで視線移動を抑え、全体状況を一目で把握しやすくなりました。大型モニターはタブレットリモコンで直感的に操作でき、レイアウト切替えや映像ソースの選択を業務の流れを止めずに迅速に行え、作業性が向上しました。
 さらに、ヒビノ独自のシンプルなシステム構成により機器点数を抑え、配線や機器管理の負担軽減にもつながる点も導入のポイントになりました。

技師様の声

タブレットの操作は分かりやすく、切り替えもスムーズです。
普段は映像の切り替えが中心で、レイアウトは検査前に確認したり、先生から要望がある時に調整しています。
大画面に集約して確認できるようになった点は、以前と比べて大きい変化だと感じています。

PRODUCT03

透視連動ライト

従来の課題

検査室内における透視中状態の共有

導入後の効果

透視開始と同時にライトが点灯し、検査室内で「透視中」を一目で共有できます。立ち位置の判断や距離の確保を促し、職業被ばく対策の徹底や安全意識の向上に寄与します。
本ライトは現場の声を踏まえ、明るさ・LEDサイズ・取付位置を調整した設計となっており、日々の安全運用を下支えしています。

技師様の声

透視中かどうかが一目で分かるので、分かりやすいと思います。途中から入った看護師さんでも、わざわざ『今出てますか』と聞かなくても状況が把握できるので、その点は使いやすいですね。点灯している時は気をつけよう、という共有もしやすいと思います。

PRODUCT04

コネクターボックス(窓枠設置型)

従来の課題

従来の課題 床面へのケーブル集中に伴う、移動
清掃時の取り回し

導入後の効果

検査室では床面にケーブルが集中し、移動や清掃の取り回しが課題でした。天井走行型は工事・費用面で断念し、ヒビノの現場適合ノウハウを活かして窓枠のデッドスペースにコネクターボックスを設置。配線を集約・整理し、差し替えや清掃、準備から片づけまでの負担を軽減しました。

技師様の声

以前は配線がバラバラで分かりにくかったですが、今は“ここだけ挿せばいい”という形でまとまっているので使いやすいです。差し替えは今のところ多くないですが、この高さにあるのは扱いやすいと思います。

PRODUCT05

音声ワイヤレスソリューション

従来の課題

操作室のスピーカー音が聞き取りにくい

導入後の効果

従来は、検査室マイク音声を操作室側で拡声した際、環境音や音質の影響で聞き取りづらく、確認に手間がかかる場面がありました。ワイヤレスのノイズキャンセリングヘッドホンを導入し、手元で音量・ミュートを調整しながら、明瞭な音声確認を可能にしました。機器はメーカーを問わずに選定し、現場要件に最適化しています。

技師様の声

音声自体が以前より聞き取りやすくなったので、現状はヘッドホンを常用する場面は多くありません。一方で、周囲が騒がしい時など確認を優先したい場面では、ノイズキャンセリングが有効だと思います。ノイズキャンセリングはON/OFFできるので、普段は周囲の音も拾いながら、必要な時だけ切り替えて使う運用を試していきたいです。

釧路労災病院様より:今後に向けた取り組み

タスクシフト・シェアと検査室の環境改善

医療におけるタスクシフト・シェアは、医師の負担軽減と多職種連携により、働きやすい環境づくりを進める取り組みです。診療放射線技師も法改正で業務範囲は拡がりましたが、施設規模によっては人員不足などで十分に進めにくい現状があります。

今回の導入では「狭い検査室でも働きやすい環境づくり」を重視し、録画・表示・照明・音声・配線まで含めて周辺環境を統合的に整備できるヒビノ社へ一括で依頼しました。そうすることでコストを抑えつつ作業環境を改善し、ストレス軽減や検査時間短縮を通じた医療の質向上を期待しています。

製品カタログ

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